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ヨガで人生が救われた!PMSが劇的改善し絶好調と思いきや「骨盤まわりの不調」を予言され【子宮頸がん物語#8】

OTONA SALONE / 2024年1月21日 23時5分

40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。子宮頸がんになるまでの経緯や治療法、その時々に思ったことや女性としての生き方などを包み隠さず綴ります。

【連載 子宮頸がん日記#8】

ストレスからお酒浸りな毎日。

ピルを飲み始めてからというもの、PMSの症状が劇的に改善され、出血量も激減。しかし、夫婦関係でのイライラは相変わらずです。

子供たちを寝かしつけてから、毎晩一人で晩酌する日々。その頃は酔いつぶれないと眠れないほど酒量が増えていて、750mlのウォッカのボトル(40度)を一晩で半分以上飲んでしまうことも。

朝、子供たちを幼稚園に送っていくときは、まだ酔っぱらっている感じ。お酒が抜けてきて気持ち悪い・・・となった頃に、迎え酒的に飲み始める・・・という悪循環。

 

人生を変えたヨガとの出会い

そんな不健康の極みともいえる生活を送っている中、友人にヨガをやってみない?と誘われます。

 

「えーーやだよー。ヨガなんてキラキラ女子が、おしゃれヨガウェアにキャンドル持って瞑想とかするやつでしょ?私には絶対向いてないし、そもそも体硬いから無理」と断ります。

「いやいや、そういうのじゃなくてもっと体を使うやつだよ!ホットヨガだから汗をかいて気持ちいいよ!」と言う友人。

「ホットヨガ?サウナ大好き!やる!」と、初めてのヨガレッスンに参加したのです。

 

当時、本当に体が硬く、先生にもあなたはポーズをしなくていいから、まずは正しい姿勢で座るようにしましょうね。と言われるほど。

ヨガを始めたばかりのガッチガチのころ

 

この初めてのヨガ体験をきっかけに、ヨガに大ハマりし、ヨガに行きたいがために酒量を減らし、毎日ヨガに通い、1年後には、メキシコで開催される2ヶ月間にも及ぶティーチャートレーニング行きも決意したのです。

ヨガを始めて5年後にはこんなに柔らかくなりました。

私の未来を予言し、的中させたセラピスト

酒量も減り、ヨガも初めて毎日元気に健康的に過ごす日々。朝から晩までヨガに仕事に育児に動き回って、大充実の毎日!

そんなころ、友人に過去や未来が見えるというセラピストを紹介されました。

私自身、スピリチュアルなものはあまり興味がないのですが、過去や未来を見るだけではなく、イヤーコーニングという耳の老廃物を吸い上げながら行うので、スパの要素もあるとのこと。耳かき大好きな私は、施術を受けてみることにしたのです。

当時のインスタグラム

 

おっとりとやさしいセラピストさんの導きにより、バリの鳥たちのさえずりが聞こえるジョグロ(インドネシアの伝統的な木造家屋)内で、イヤーコーニングが始まります。

普段、全く昼寝をしないタイプなのですが、施術中は、まるで魂かどこか遠くへ行ってしまったかのように、深い眠りに落ちていきました。

 

ゆっくり静かに呼びかけるセラピストさんの声で、現実に引き戻されます。
そこで彼女は、私の未来について語りはじめました。

 

セラピストさん:年を取ったともみちゃんがいて、その隣に日本人ではない男性が寄り添ってる。白人さんなのかな?髪の毛は金髪ではないんだけど、お顔が欧米の方みたい。
私:えーーー私、外国人とか全く恋愛対象じゃないんですけど!日本人しか興味ない!
セラピストさん:でもそう見える。(苦笑) 大きな水辺にある木製の椅子に座っていて、2人はなんだかとても幸せそう。湖なのかな?波とか流れのない水辺のほとりに、2人で並んで座ってるよ。
私:いやいや、ほんと外国人無理ですし、そもそも年を取っているってことは、今の夫と離婚して、将来的には誰か別の人といるってことですよね?
セラピストさん:そうね。今の日本人の旦那さんが外国人に見えることはないと思うから、別の方と一緒なのかもしれないね。

さらに、未来の不調を見事に言い当てた予言とは?

セラピストさんが見えた未来についての説明が終わっても、「背の高い日本人がタイプだから外国人はないない。しかも南国の海はいいけど寒い湖みたいなとこには住みたくない」など、ぶつぶつ言い続ける私に、「そういえば、ともみちゃん最近骨盤周りに何かあった?」と聞いてきました。

 

「骨盤・・・?先日友人の誕生日会で滑って転んで尾てい骨を強打したんですけど、それかな?」と尋ねると、

「うーん・・・、もうちょっと骨盤の内側の臓器とかかな?内臓とか子宮とか?慢性的な感じでちょっと気になるサインが出てるから、もし整形外科に行くとか、婦人科に行くとかだったら良く見てもらったほうがいいと思うよ」と言われたのです。

 

そこまで言われても思い当たる節が無いと言い切る私。ピルの服用により絶好中だったので、子宮頸がんなんてすっかり頭から抜けていました。

このように、私の中では全く腑に落ちなかった未来予言から5年後、全ての予言が的中するとは、言ったご本人もさぞかし驚くことでしょう。と思っていたら、ちょうど去年、施術をしてくれたセラピストさんと偶然再会。

セラピストさんが言ったことが全てそのまま当たった旨を伝えると、対して驚くでもなく、「そっかそっか。ともみちゃんも大変だったんだね。でも今幸せそうで安心したよ」と冷静な反応です。

未来が見える能力を本当に持っている方は、そもそも当たるのが当たり前なのでいちいち驚いたりしないんだな。と、むしろ私が驚いたのでした。

なお、彼女が言い当てた予言は、子宮頸がんと、アメリカ人の夫との結婚と、夫の実家のロケーションです。はじめてこの夫の実家の光景を見た時、彼女の言葉が頭を駆け巡り、鳥肌が立ちました。

座っているのは夫と私ではなく、姉と甥っ子。去年の夏、家族みんなで夫の実家に滞在。

 

実家前で釣りをする外国人夫。予言通り金髪ではありません。

私は自分の子宮頸がんが判明した際、最悪の事態も想定して余命のことなどいろいろなことを考えました。

診断結果が下ってがん治療を始めても、再発などの不安なワードが頭の中を飛び交います。
全てのがん治療を終えてから、5年以内に再発をした場合、難治性子宮頸がんであることから生存率は極めて低くなるとも言われました。(現在はその5年突破に向けて経過観察中です)

そんな中、ただただ願っていたことは、1分でもいいから自分の親の後に死にたいということ。親より先に死ぬなんて親不孝なことはしたくありません。

そしてもし叶うなら、大好きな夫と寄り添って、病院ではなく自宅で静かに眠るように逝きたいと願ったのです。

全てが美しいアメリカ西部の湖

もしかするとセラピストさんは、願いが叶った私の最期を見たのかもしれません。

 

▶▶【つづき】は1月27日(土)22時配信予定です

<<【連載を最初から読む】「「まさか…私が?」元スタイリストが子宮頸がんになり、子宮全摘&治療した話。」

 

≪執筆者・がんサバイバー・ヨガ指導者 Tomomiさんの他の記事をチェック!≫

 

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