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「専業主婦のあなたは無職」突きつけられた現実に大号泣…からの経営者への快進撃!

OTONA SALONE / 2024年3月18日 21時1分

昨年11月、東京の玄関口、品川駅から程近い場所に、女性の自立や起業を応援する女性専用のコワーキングスペース「エアー・ビジネス・ディパーチャー」をオープンした藤川さん。話上手で美しい立ち居振る舞いは女性から見ても惚れ惚れします。元、キャビンアテンダントだったという経歴を聞いて、なるほど…。きっとこれまでも自信に溢れ、華やかな人生を謳歌されてきたのだろうと思っていたら、それはとんでもない間違いでした。

 

かつては、時代の流れに沿って結婚・妊娠後に専業主婦に。家におさまることが性に合わず、一時は自分を見失い、もがき苦しんだ時代もあったそう。でもそこでくさらずに自らの努力と行動によって、人生を大きく変えていったのが藤川さんのすごいところ。

 

これは、今の美しい笑顔の裏に隠れた、女ド根性の物語の【後編】です。

 

この記事の【前編】を読むキャビンアテンドになりたい!と心に決めた藤川さんが夢をかなえるまでの軌跡について。英語力を磨くためにアドバイスをくれたのは、テレビでもおなじみのあのコメンテーターでした! 

【私のキャリア #1 後編】

 

義理母の最後の言葉「女性の自立は経済の自立。あなたは一生働きなさい」その意味は…?

独身時代は、念願の外資系航空会社で世界中を飛び回っていた。

仕事もプライベートも充実する中、結婚も決まり、藤川さんは幸せの絶頂期にいましたが、結婚後、しばらくして悲しいお別れが。義理の母が病で旅立ってしまいました。

 

「私たちが結婚した頃、実はすでに義母は難病を抱えていました。その時、義母はもう自分の先は長くないって気づいていたのでしょうね。後で分かったことですが、義母は薬を1粒も飲んでいなかったのです。おそらく、自分はもうきっと助からないのに、生きながらえて若いお嫁さんに自分の介護で迷惑をかけたくないって思ったのでしょう。すごい方です」

 

義母様は、息を引き取る前に、藤川さんにこう話されたといいます。

 

“ゆきさん、女性の自立は経済の自立です。あなたは一生働きなさい。それがこの日本において、女性が嫌なことは嫌といえる唯一の方法です”

 

「義母はかつて体操の選手として活躍していたと聞いています。時代も時代ですから、結婚後は家庭に入り、ずっと奥さんとして生きてきた人。きっと義母も“生きがい”という意味で、辛い思いをしたのではないかと思います」

 

ただ、それを聞いたのはまだ藤川さんは新婚だった上、仕事もバリバリとこなしている時だったので、正直なところ、言葉の意味を心で理解することはできなかったといいます。

 

義母の死後、しばらくして藤川さんは妊娠し、仕事を辞める選択をします。

 

「私が結婚した頃は、世間的には出産したら仕事を辞めて家庭に入るのが一般的でしたし、夫も私に専業主婦になることを望んでいました。好きな人と結婚できて、子宝にも恵まれ、好きな人が望むように主婦となる…。あの頃は違和感も抱かず、ずっとそんな幸せでバラ色の人生が続くと信じていたのです」

 

ところが、程なくして、どうも自分の性格に専業主婦が合わないと気づきはじめた藤川さん。

 

「もちろん世の中には、専業主婦でいることに喜びを感じ、楽しく過ごされる人もいるでしょう。でも、私にとっては、自己実現の場がないと感じられる日々がだんだん辛くなってきました」

 

そして、ちょうどそんな悶々とした日々を送っているときに、冒頭のアクシデントを経て、他人から「無職」というレッテルを突きつけられたわけです。

 

“どんなに家事を頑張っても、外から見たら、私は何者でもない人間なんだ…”

 

「やっとその頃に、旅立つ間際に義理母が話してくれた言葉の意味がわかるようになっていました」

 

 

「お願いなので働かせてください」夫に土下座をして、念願のパートをスタート

「エアー・ビジネス・ディパーチャー」ではさまざまなセミナーも開催している。講師との打ち合わせなどで大忙しの藤川さん。

今思い出しても、30代はとにかく苦しかったと話す藤川さん。“私って何なのだろう、何のために生まれて来たんだろう、このままおばあさんになってしまうのかな”とくすぶりつづけながら、毎日を消費するように過ごしていたそうです。

 

「仕事はすぐにでも始めたいと思っていましたが、夫はかなりの亭主関白で『あなたの仕事は私のお世話』なんて言うタイプ。今、この時代にそんな発言をしたらとんでもないですよね。(笑)」

 

しかし、ずっと家にいると「頭がおかしくなりそう」と感じ、お子さんが中学生になったタイミングで意を決してご主人に相談してみることに。

 

「嘘みたいに思われるかもしれませんが、私、夫に土下座をしてお願いしたのです。『週に1日でいいからパートをさせてください』って。そしたら、夫もびっくりしたのか『週に1回ならいいよ』っていってくれて。やったーっ!夫の気が変わらないうちに、 すぐに仕事を探し始めました。でも、週に1回のパートなんて、なかなかないんですよ。たいてい週3日は来て欲しいって。そんな中、唯一週1回でOKという仕事が見つかりました。結婚式場です」

 

結婚式は土日が最も忙しくて人手が足りません。土日のどちらか一方でもきてほしいという先方のニーズとマッチし、藤川さんは10年以上のブランクののち、晴れて再び社会に出ることに。

 

「嬉しかったですね。パートの最初のお給料をもらった時の感動は今でも覚えています。1時間962円!!お金の価値以上の価値が私にありました。それに、お客様から『ありがとう』と言っていただけたことがどれだけありがたかったか。これこそ“生きている証”だと感じました」

 

ここで再び、かつて義母様が話された「一生働いて仕事をしなさい、女の自立は経済の自立から」の言葉を強く実感したといいます。

 

そして、ここから藤川さんの快進撃が始まります。

 

★★★続きは後日配信予定。お楽しみにお待ちください★★★

 

 

 

≪編集者・ライター/出版戦略コンサルタント 松井元香さんの他の記事をチェック!≫

 

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