ミソギを済ませた山尾志桜里が仕掛ける「負けない不倫」とは
OTONA SALONE / 2017年12月8日 21時0分
突然ですが、みなさまは座右の銘をお持ちでしょうか?
私は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉が好きです。
仕事ができるわけでもないのに、上司ウケが良くて出世する人や、美人女優のデビュー前の顔が別人だったりすると、「あいつは運がいい」とか「キレいって言っても整形だし」という人がいますが、私に言わせると、それの何が悪い。
世の中は“なったもん勝ち”であり、なれなかった人の言い分は、どれだけ正しくても“負け犬の遠吠え”としか言われないものです。
そのような考えの私からしますと、不倫イコール悪とは言いきれないと思うのです。
なぜなら、不倫を経て結婚して、おしどりウリをしている有名人はいっぱいいるから。
かつては不倫だったおしどり夫婦たち
たとえば、「し・の・が・ね」(スタッカートで読むとそれらしい感じがします)でおなじみの中尾彬・池波志乃夫妻も、かつては不倫関係でした。
今年のNHK紅白歌合戦の総合司会、ウッチャンナンチャン・内村光良は10年前にテレビ朝日アナウンサー・徳永有美と結婚しましたが、二人の交際が露見した時、徳永は既婚者、つまり不倫でした。
二人は結婚しますが、世間の視線は冷たく、徳永は退職に追い込まれます。しかし、今現在、内村は「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で超高視聴率を叩きだすなど、仕事は絶好調。「女性自身」(光文社)によると夫婦仲もよく、子どもは名門小学校に合格し、高級住宅街に立てた二世帯住宅で、徳永の両親と住んでいるそうです。徳永もフリーアナウンサーとして仕事を再開させるなど、“不倫略奪した夫婦”から、“理想の夫婦”へとイメージを変化させています。まさに「勝てば官軍」です。
不倫には、“勝つ不倫”と“負ける不倫”がある
「勝てば官軍」ルールで考えた場合、不倫には“勝つ不倫”と“負ける不倫”が存在するのです。“負ける不倫”の定義とは、女性が損をすること。
たとえば、婚活中の女性の不倫は、自分の時間と若さを見返りのない既婚男にタダでくれてやることになりますから、損です。フリーアナウンサー・山本モナは「筑紫哲也 NEWS23」(TBS系)のキャスターに大抜擢された直後、民主党の細野豪志議員との路チューを「フライデー」(講談社)に激写され、たった1か月で番組降板に追い込まれたことがあります。このように仕事と信用を無くす不倫も絶対に避けたいところです。
シオリはなぜ不倫疑惑の弁護士を、政策顧問としたのか
おそらく、この人も“負ける不倫”をする気はないんだろう。私が勝手にそう思っているのが、山尾志桜里議員(以下、シオリ)です。
夫と子どものいる身でありながら「週刊文春」(文藝春秋社)に9歳年下の倉持麟太郎弁護士とのW不倫を報じられたシオリ。民進党の幹事長に内定した特別な夜に、ワインを持った倉持弁護士と高級ホテルのダブルルームで朝まで過ごすー。状況証拠的には完全にアウトですが、シオリは「男女の関係ではない」と関係を否定します。
自民党の宮崎謙介元議員の不倫を率先して叩いていただけに、イメージダウンは避けられないところですが、政治家の世界は究極の「勝てば官軍」。先の衆院選で当選を果たしたシオリは、禊を済ませたことになりました。
このまま、不倫疑惑も風化していくかと思いきや、シオリは倉持弁護士を政策顧問に起用すると発表して、国民を驚かせました。その時に私は思ったのです。
シオリ、マジで弁護士を奪う気だ。
野心家のオトコに与えるべきもの
「週刊文春」(文藝春秋社)によると、倉持弁護士は婚約不履行を起こした過去があるそうです。
倉持弁護士は下積み時代に金銭的に支えてもらい、両親にも挨拶を済ませた同棲中の恋人がいたそうです。しかし、倉持弁護士は徐々に帰宅しなくなり、ある日突然、恋人に別れを切り出したそうです。すでにその時、客室乗務員である現在の夫人は妊娠していました。
自分を支えてくれた女性を捨てて、人に羨ましがられる美ブランドの職業の女性を選ぶ。この2つのエピソードから推察するに、倉持弁護士は上昇志向の強い、野心家と見ることもできるでしょう。そんな弁護士にシオリがプレゼントしたのは、上昇志向の強い人がヨダレを垂らして喜ぶもの、地位とカネです。
政策秘書は倉持弁護士のキャリアアップになりますし、給料も発生します。シオリが政界で上にいけば、政策秘書としての自らの地位もアップする。シオリは「私につくと、これだけトクなのよ」と一般人女性では絶対に与えられない、政治家ならではのメリットを提示して見せたように思うのです。
シオリは、政界の松田聖子である
不倫相手に仕事とカネを与えるのはオジサンの道楽であって、女性で同じことをした人はいない、と書きかけて思い出しました。あの人がいました。
その人の名は、松田聖子。90年代に、不倫相手とされた外国人バックダンサーをプロデュースして、歌手デビューさせます。聖子のコネで一流のミュージシャンを集めましたが、セールス的に惨敗でした。
シオリと松田聖子は同じことをしている。つまり、政界の松田聖子と言えるのではないでしょうか。
ちなみに売れないことの逆恨みか、外国人男性は「聖子にセクハラされた」と裁判を起こします。当時、セクハラは男性が女性にするものと考えられていましたので、聖子は「セクハラで日本で最初に訴えられたオンナ」とも言われたのですが、裁判前に和解が成立。男性は瞬く間に消えましたが、聖子はご存知のとおり、健在です。
もし私が倉持弁護士に会うことができるなら、シオリ、聖子なみに手ごわいけど、アンタ、覚悟できてんの?と聞いてみたい気がします。
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