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東京砂漠に疲れ果てた私がおすすめする、箱根の大人な楽しみ方3つ

OTONA SALONE / 2018年1月12日 19時0分

東京砂漠に疲れ果てた私がおすすめする、箱根の大人な楽しみ方3つ

神奈川県生まれ神奈川県育ちなこともあり、子供の頃から箱根に行く機会が多かった私。

親の運転する車の後ろで、いつも車に酔って気持ち悪くなりながら行くドライブ。それは、当時住んでいた横浜から箱根の芦ノ湖や仙石原へ出かけ、おにぎり食べて帰ってくるような日帰り旅行でした。小学校、中学校通じて「♪はっこねのやまは〜てんかのけん!」と箱根八里をやたらと歌わされ学校行事でも出かけた気がする。それでも箱根の温泉に行くようになったのは、20歳過ぎてからだった。仲の良い友達やボーイフレンドと、一泊二日の温泉旅館をきゃあきゃあ言いながら楽しんだ時代。親や親戚以外と温泉旅館に泊まるという行為自体が目新しく、旅館の浴衣や羽織を着るのも嬉しいし、朝ご飯食べて部屋に戻ると布団がなくなってるのもおかしくて笑えた、そんな時代。

 

そして時は流れ、ただいま40歳。箱根とは長い付き合いの私だけれども、その縁がぐっと深まった気がしている今日この頃。

まず、ちゃんと疲れているので、ちゃんと温泉が身にしみる。 ちゃんと疲れているので、ちゃんと山々の緑や湖の静けさに心が安らぐ。

 

あれは去年の梅雨時期。フリーランス女一匹の私は、この東京砂漠で本格的に疲れていました。取り急ぎ、山や湖を見ないと死ぬかもと思って、よろよろと箱根湯本に降り立った私に箱根は優しかった。力強かった。緑と湖と温泉。そして火山。この中に身を置きゆるゆる過ごしていたら、本当にピンピンに元気が出たのである。

 

私はちょっと感動すらして、箱根に感謝しました。それからというもの、私は足繁く箱根に通うようになります。

 

大人になってからの箱根は、20代の頃と楽しみ方や選ぶ宿のチョイスが大きく変わっていることに気がつきましたのでここに上げてみますね。

 

★その1 昔ながらの旅館に泊まらない

★その2 連泊をする

★その3 歩く

 

「昔ながらの旅館に泊まらない」
こうなったのにはいくつか理由があります。

部屋出しの食事があまり好きではないことに気づいた(ご飯は寝る場所じゃない所で食べたい、そしてたいてい量も多すぎる気がする)、仲居さんシステムがどうしてもリラックスできないことに気づいた、朝ごはんの後に布団なくなるのが嫌なことに気づいた、などなどなど。40歳、ようやく自分の本音に気がつく年頃なのでしょうか。そのため私は必ず、ホテル、もしくはそれに準ずるくらい客をほったらかしにしてくれる宿に泊まるようになりました。できることなら明日の朝ご飯の時間も決めたくない私なので、それができる宿はかなり気楽に自由に過ごすことができます。

 

「連泊をする」
箱根に連泊。これはもう、特に都会に疲れている人には絶対のおすすめです。特になにをするでもなく、山の天気を眺めて、昨日は晴れたけど今日は雨だとか、昨日と山の色が違うやなんて、ただ景色を見るのが良いのです。そして何より、朝に夕に湯に浸かる「湯治」としての温泉を味わうための連泊です。これを始めた頃、自分でもまさかと思いましたが、最近の私は箱根行くならば、もう3泊します。ま、PC持って行って、仕事も少々しちゃうんですけれどね。3泊となれば人は台湾に行ったり沖縄に行ったりしますが、箱根3泊はゆったり度が違います。一度ぜひ。

 

「歩く」
これも、ドライブイエーイ、レンタカーイエーイな若い頃はなかった感覚なのですが、大人になりましたらば自然の中をただ歩きたくなりました。でも本格的な登山は大変そうだし散歩の延長くらいが良いなあ。そう思った時に、箱根には言わずもがなの、あの旧街道があるのです。やる気があるなら、かつての出女たちに思いを馳せつつ関所を抜けて三島宿や沼津宿へ下ることのできる、歴史の染み込んだあの道。箱根は交通網も発達しているので、好きなスタート地点までバスで行けば良いし、途中で疲れたなら国道に出てバスを待てば良いので、気分屋かつへなちょこ体力の私にはぴったりです。実は、これを書いている今日も箱根帰りなのですが、昨日は芦ノ湖の南、元箱根から箱根湯本のちょっと手前の宿まで9.3kmほど旧街道の石畳を歩きました(登りは体力的に超無理と判断し、下り)。下りの山道を休憩を入れながらで3時間ちょっとなんですけれど、脚ガクガクになりながら目的地まで歩き切るって、ただそれだけですごい達成感がありますね。そう、今や、仕事での達成感って、自分でハードル上げてるからか、余程のことがないとなかなか味わえない。だからたまにはシンプルに達成感を味わって、手放しで自分を褒めるのが大層気持ちいいのです。大盤振る舞いで自分を褒めた後は、ガクガクの足を癒す温泉が宿で待っているというのも、また別の大きな幸せ。

 

まとめると、好みがより明確になり(わがままになり?)、疲れてて、健康志向。ミドルエイジ万歳な感じですね。昔から中高年はなぜハイキングが好きなのかと思っていましたが、俄然先輩方に共感できるようになってきました。そんなわたくし、箱根に通ううちに箱根の絵を描くようにもなりました。今年の夏には、箱根でそれらの絵を集めイラスト展を開くことにしましたよ。これを口実に、まだまだ通うことになりそうです。

 

次回は、いいあい的箱根のおすすめスポット&おすすめ土産をお送りしま〜す。お楽しみに!

 

≪イラストレーター いいあいさんの他の記事をチェック!≫

 

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