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エア○ズムより涼しい?私が灼熱の夏に手放せない服はこれ

OTONA SALONE / 2018年7月20日 18時0分

2018年盛夏。みなさまいかがお過ごしでしょう。

私は、両親共に北海道人なこともあってか、子供の頃から夏が苦手な秋冬大好き人間です。そのため今年の暑さは、なかなか強烈に感じております。恐怖すら感じています。

今回は、そんな私が夏を乗り切るための必需品の話です。クーラーと日傘はマストなんですけれども、さらに皮膚感覚に直接訴える肌に一番近いもののお話です。

それは「カディ」です。

カディとは、インドで作られている「布」の名前。

インドがイギリスの植民地だった頃。イギリス式の機械織りに対抗する手段として、反英独立運動そのものの手段として、あのガンジーがインド各地に広めた手紡ぎ、手織りの布のことです。故にガンジーは「カディはただの布ではない。思想である」との言葉を残しました。

そのカディを2018年の東京を生きる私が、なぜ気に入っているかって。

ガンジーさん。皆さん。カディは格段に涼しいのです。そして優しいのです。私はカディが大大大好きです。

現在、私が盛夏シーズンに着ているのは、ほぼカディで出来た服。

暑い中、服を着ようという時に、自然と、もうカディで出来た服にしか手が伸びないのです。意識してこうなったわけではないのですが、ここ数年、夏が来る前に必ず「ああ、カディ服の洗い替えがないと死ぬな」と思ってしまい、毎年少しずつ買い足してきました。そして現在気がついたら手元に充分なカディ服ストックができていたというわけです。

 

写真は私が去年の10月に、インドのグジャラートの織物工房で撮影した糸車と、工房の若旦那が着ていた素敵な藍染のカディ。

こんな道具を使って、手で糸を紡ぎ織っていくため、糸は機械で紡いだように均一の太さにならないのですね。それ故、生地の中に遊びが生まれ、風が入り汗も逃がしてくれる。インドの暑さを思えば、このような布が良しとされ未だに継承されていることにも納得がいくというものです。

こちらは私のカディコレクションの一部。素材は綿を中心に、麻、シルクもあります。いい感じに柔らかそうな、優しい素材感が伝わりますでしょうか? 涼しい上に、この優しい肌触りがたまりません。

もう一つの特筆すべきポイントは、洗ったらすぐ乾くということです。使い込んだ手ぬぐいって洗ってすぐ乾きますよね。カディはあれと同じか、あれより気持ち早いくらい、すぐ乾くのです。

先日、小田原でワインを飲み、終新幹線を乗り過ごしてビジネスホテルに泊まりました。深夜に洗面所で洗ったカディのワンピースは、数時間後の早朝にはカラカラに乾いていました。カディが空気を孕んでいることの証拠のようで嬉しくなる瞬間です。ちなみに一緒に洗った下着類はまだしっとりしてたので、舌打ち。ドライヤーで乾かしました。

 

近頃では楽天なんかのショッピングサイトでも、「カディ」「ワンピース」などと入れるとカディを使った商品が見つかりますし、カディを反物で扱うネットショップなども存在します。腕に覚えのある方は、ご自分で服を仕立てるのも良いかもしれません。そしてとびきり暑い日に着てみてね。きっと手放せなくなりますよ。

 

 

 

 

★お知らせ★

いいあい個展「わたしの桃源郷」が2018年7月1日〜31日まで箱根のナラヤカフェにて開催中です。21日、22日、28日はいいあいが会場におります。どうぞ遊びにいらしてね。25日、26日は定休日です。

ギャラリー撮影 su-sya

 

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