#106 やってわかった個室婚活のメリット、デメリット【40代編集長の婚活記】
OTONA SALONE / 2018年8月15日 17時0分
ついに2年を超えた40代の婚活。OTONA SALONE編集長・アサミ、未婚・独身・46歳。あらゆる婚活にトライしてみるも、いまだ恋人すらできず。
この夏、知人である独女の友に誘われて、参加したのは「個室婚活」。区切られたブースで1:1で5分間ずつ会話をするというもの。8人中4人との婚活を終え、残り半分。ステキな出会いはあるのか……。これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
4人と「個室婚活」してみたけれど
はじめての個室婚活で、4人との会話が終わった。
1人目のワイルドさんは、たくさんの動物と暮らす男性だった。ろくに会話しないまま勝手に強制終了された。
2人目のシチサンさんは、真面目そうな男性だった。5分間、彼のUFO話を聞くことに終始。
3人目のスクエアさんは、塾講師でバツイチ、別居中の子供が1人。順調に会話は続いたけれど、面白くなかった(苦笑)。
4人目のシルバーさんは、67歳の大学教授。パッと見のおじいちゃん感に一瞬引いたが、話は楽しかった。まるで、自分が学生に戻ったような気分に。
5分間は、あっという間だ。最後に3人気になった男性を選ぶというのが、今回の個室婚活のシステムなのだけれど……。
5人目の男性はどんな人?
5人目は、48歳・バツイチ・別居中の子供あり・メーカー勤務の男性だった。会話はスクエアさんのときのように順調に進んだ。気になったのは、まるで条件確認をするような会話だったこと。
まずは家族構成、家族の年齢、家族の仕事、家族の健康状態といった、家族の状況の確認をされた。家族の仕事については具体的な会社名まで聞かれたけれど、それはやんわり断った。
次に私のこと。職歴、家が持ち家か賃貸か、住宅ローンの残債はいくらか、年収はいくらか、貯金はどのくらいあるか、とかまで聞かれた。
彼が結婚相手に求めるものって
衝撃だった。婚活を始めて2年になるけれど、年収や貯金などの財産面を聞かれたのは初めてだったから。初対面でいきなりこんなこと聞くなんて……。
さすがに初対面の男性にそこまで話す必要はないと思って、「すみません、それはお答えしかねます」と答えた質問もあった。
正直、イヤな気持ちになった。お金への興味関心がやたらとある男性。もしかして、彼が結婚相手に求めるものは「お金」なの? 5人目の男性にはそんな印象をいだいた。
気を取り直して6人目
6人目は、41歳・未婚独身・公務員の男性だった。ピシッとスーツ、ネクタイを着用して、ピカピカに磨かれた靴、きちんと手入れされているようなカバン。
個室ブースに入って着席するなり、カバンから取り出したのは除菌シート。「すみません、僕、キレイ好きなんです」と言って、個室ブースのテーブルをひとしきり拭いた。
その瞬間に察した。彼はきっと潔癖症だ……。
婚活相手は潔癖症……
恐らく潔癖症であろう6人目の彼から質問されたことは、家事についてが中心だった。
掃除や洗濯の頻度、枕カバーやシーツを替える頻度、料理をするときの注意点……。昔のドラマで観たような意地悪な姑かよ!みたいな質問。
私が正直ベースで答えると「あんまり気にしないかたなんですね」と、ものすごくクールに彼は言った。きっと私は、彼のお眼鏡には叶わなかったのだろう。
6人目の男性との会話を終えて、また悩んだ。どうしよう、この中から3人を選ぶ自信がない……。もう一回話してみたい人。3人もいないよ……。
7人目の男性に期待!
そんなことを悩んでいても仕方ない。気を取り直して次の男性が入ってくるのを待った。
7人目は、53歳・バツイチ・子供なし・公認会計士の男性だった。精悍な顔立ちで、中肉中背。白いシャツを着ていた。
気になったのは、彼がものすごく汗をかいていること。ハンドタオルを手に汗を拭きながら会話をする。シャツがところどころびしょびしょに濡れている。
今日、外はとても暑かったけれど、この個室婚活の会場に入ってからかれこれ1時間は経過している。室内は冷房がきいていて、十分に涼しい。
止まらない、滴り落ちる汗
だけどまったくおさまる気配のない、7人目の男性の汗。その汗は、暑いからじゃなく、緊張からきているのだろうか?
会話はそれなりにキャッチボールできた。一方的に語られるでもなく、不快になる質問をされるでもなく、潔癖症な印象もなく。会話をリードしてくれるし、語り口調もキツくないし、ちゃんとした人だと思った。
ただただ、ずっと汗が気になった。私が気にしがちなニオイはあまりなかったけれど、ずーっと汗が止まらい様子だった。
8人中7人を終えて思ったこと
気がつけば7人が終わった。残すはあと1人のみ。
立て続けに初対面の男性と1:1で話し続けるのって、けっこう大変なことだとわかった。人と話すことが苦じゃないというか、むしろ好きな私でさえも、ちょっと疲れた。
でも、1:1で話すことは大事。効率よく相手のことがわかる気がする。その点ではいわゆる普通の婚活パーティより、個室婚活のほうがすぐれている点かもしれない。普通の婚活パーティだと、誰かと話し込んでしまっていると、ほとんど話せない相手も出てしまうから。
ただもうちょっと1人あたりの時間がないと、決め手に欠けるというか……。5分で十分だった相手もいなくはないけど、もう5分くらいそれぞれと話せたらよかったかも? あ、でももっと疲れるか。
1:1で参加者全員と話せることは個室婚活のメリット。
だけど、会話時間がちょっと短いことはデメリット、かな。相手によって延長できたらいいのに。
8人目の男性は、まさかの!
スタッフのかたの声がした。
「みなさん、あとお一人とお話をして個室婚活の面談タイムは終了になります。そのあとのセレクションタイムは5分になりますのでご注意ください」
セレクションタイム、気になった相手を3人選ぶ時間だ。あと一人の男性と会ったら、決めなくちゃいけない。脳を高速回転させて今まで会った7人をフラッシュバックさせる。どうしよう、決められない。
「失礼します」
男性の声がした。どこかで聞いたことのあるような声だった。ブースに入ってきた男性の顔を見た。目が合った。
アサミ「あっ!!!」
思わず驚きの声が出てしまった。相手もびっくりした顔をしている。
なぜなら、8人目の個室婚活のお相手が、かつて会ったことのある男性だったからだった……!
【先週の婚活アンケートの結果はコチラ!】
何歳差までアリ?30代、40代女性に結婚相手のOKラインを聞いてみた【アンケート結果発表】
【かつて会ったことのある男性と個室婚活で再会。その男性とは……? 来週8月22日(水)17時をお楽しみに!】
【前回はコチラ】
#105 どこまでアリ? 結婚相手との「年齢差」について【40代編集長の婚活記】
【一気読みするならコチラ】
≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫
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