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婚活中のセックス、傷つくことも多かった。【40代、50代の性のリアル】#6

OTONA SALONE / 2018年10月21日 20時30分

結婚相手に何求めるか。ひとつだけ挙げるのがむずかしいなら3つ挙げるとする。当然、人それぞれだろうがそのなかに「セックスの相性」が入る人はどのくらいいるだろう。筆者の場合、3つとなると迷うところだが5つ挙げるとすれば確実に入る。「結婚相手に求めるものランキング」のようなアンケート調査を見ると、セックスを重要視する人はとても少ないことがわかる。

セックスは結婚生活において重要だけど一部でしかないからそれも道理で、しかしこれが一致しないことで苦しい思いをしている夫婦、カップルは世の中にごまんといるし、離婚の原因にもなる。

不倫の恋を振り切り、婚活スタート

#4に登場したアオイさんは、東北地方在住の女性。結婚、離婚、6歳年下の男性との不倫の恋愛を経て、42歳で婚活をはじめた。

「歳下の彼とは別れたはずなのにまた会ってしまい、を繰り返して、41歳になるぐらいまでずるずる続きました。われながら、ほんと往生際が悪かったです。メンタルヘルスを崩したので何をやってもうまくいかなくなり、そうするとますます自己嫌悪に陥り……と負のスパイラルから抜け出すためにも、健康的な恋愛を新たにはじめなきゃ、って思い立ったんです」

20代での結婚生活が幸せとはいえないものだっただけに、再婚の願望はさほどなかった。しかしこの後の人生をひとりで生きていくのは怖かった。これまでネット婚活と結婚相談所を利用しながらパートナーを探してきたが、知り合った男性と実際に会うかどうかの基準は“セックスできるか否か”だった。

歓迎してくれたので、寝てみたら

最初の結婚では、ほんとはセックスが嫌いだけど夫婦になるなら応じなきゃ、と無理して受け入れていたアオイさんがこんなふうに考えるようになったのは、不倫の彼との経験が確実に影響している。

「婚活で最初に踏み込んだ関係になったのは、関西に住む開業医の男性。8歳年上のバツイチでした」

その男性、ヨシオさんに東北を訪れる用事ができたと聞き、ごく短い時間ながら顔合わせをした。それを境にヨシオさんが積極的になり、航空券を送ってきた。それで自分が住む地域まで来てほしいとメッセージが添えられていた。

「ホテルも別々の部屋を取ってくれるというので、思い切って行くことにしました。昼は観光、夜は彼の馴染みの店でに連れていってくれたんですけど、私にはもったいないくらいの素敵なお店で。それ自体はとてもうれしかったのですが、その後のお誘いを断りづらくなってしまいました」

その夜、アオイさんは宿泊先のホテルで彼と関係をもつ。早すぎると思ったが、セックスの相性を見極めるためと自分にいい聞かせた。しかし……。

一度だけではわからない?

「下手くそ! と突き飛ばしたくなりましたね」

とアオイさん。ヨシオさんは51歳という年齢から思うようなパフォーマンスができなかったようだが、それに関してはアオイさんも気にしていない。肉体的な男らしさを見たかったわけでもない。

「だけど自分がうまくできないのを、君の配慮が足りないと私のせいにするのは違うと思うんです。そもそも独りよがりなセックスだったから私は苦痛に耐えていたうえに、なんでそんなこといわれなきゃいけないの、って。実は昼に観光していたときも、彼のふるまいについて『ん?』と違和感を覚えることが何度かあったんです。オンライン上の会話だけではわからなかったことが見えてきたというか。その勘を大事にすればよかったですね」

しかし、一度だけで判断するのは失礼に当たるとも考え、アオイさんは翌月に再びヨシオさんと会う。

「やめておけばいいのに、再びセックスしたんです。でもうまくいかなくて、またも私のせいに。離婚後すぐに婚活をはじめたのであれば、当時の私は気持ちよくなくても“セックスってそんなもの”と思っていたので、男性から責めらたら鵜呑みしていたでしょう。私が悪いんだ、と自分を責めたかも」

 

「引っかかるところがある男」との顛末は?

生理的に無理…

「でも私はもう自分がセックスで気持ちよくなれることを知っています。うまくいかないのは彼の身勝手な振る舞いのせいだというのもわかりました」

ヨシオさんとは、それっきりだった。あとで思えば、メールのやり取りをしているときもちょっとしたことに引っかかっては、アオイさんの人格を否定するようなことをいってきた。そんな人がベッドの上でだけ女性を思いやれるということは、当然ながら、ない。

「その後、結婚相談所に登録したのですが、1年間で10人ほどしか紹介がなく、そのうちお見合いまでいったのは1人。その人とも合わず、こんなペースがまどろっこしかったので再びネット婚活をはじめました。さっそく東京在住でメーカーにお勤めの男性と知り合い、毎日メールするようになりました。共通点があり意気投合。彼が私の地元まで来てくれるというので会うことに。でも会った瞬間、過呼吸を起こしそうになって……あの、こんなことをいうと失礼なのですが、顔がとてもニガテだったんです」

実はアオイさん、その後の婚活でもたびたび「男性の容姿が生理的に無理」という事態に遭遇する。このメーカー勤務の男性は婚活サイトのプロフィール欄には5年前、いまより10kg痩せていたときの写真を使っていたそう。

いい人だけど、できない。

山梨県在住の男性も、すぐに会いにきてくれた。遠距離恋愛になるがそこから結婚までどんなふうに交際していくかのプランを事前にきかせてくれるなど、誠意を感じた。が、やはり顔がダメで交際には至らなかった。

「いい人だけどセックスはできそうにない、って思っちゃうんです。お友だちとしては申し分ない方なのですが」

元夫は、沢村一樹似のイケメンだった。自分にとって相手の容姿はとても重要なのだと、アオイさんは婚活をとおして初めて気づいた。けれど程度の差こそあれ、多くの人がそうではないか。イケメンがいい、というのではなく、ひとりひとりの好みがある。

「私だって美人というわけでもないし、容姿だけで選ぼうと思っているわけではないのですが、無理な人は本当に無理……。かといって容姿の問題もなく、フィーリングも合いそう。だからセックスもしたけどそれでうまくいくともかぎらないのが、婚活のむずかしさですね」

安易にしないほうがいい?

アオイさんにそう思わせたのは、同じく東北在住の男性。会ってまもなく身体を求められたが、同じ轍は踏むまいとすぐには応じず、4回目のデートで受け入れた。

「そこから本格的に交際しようということになったのですが、以後はとにかく関係を迫られるようになりました。それでもいい方だし前向きに考えたいなと思っていたところ、2カ月後に先方からフラれちゃいまして。理由はよくわからないのですが、メンタルがかなり弱い方だったのでこちらも深く追求するのはやめました。でも、それでよかったと思っています。交際中もなんとなく物足りなさを感じていたので、結婚したら私、浮気に走ることになっていたかも」

その後も数人の男性と会い、なかにはアオイさんのほうから好意を寄せた男性もいた。しかし、彼からもフラれた。未練はあるがどうしようもない。

「婚活といっても大人の女と男が出会えば、数回合えばセックスを考えます。そこにまで至らない人も多いのですが、そうなりそうなときこそ慎重にならないとダメですよね。なのに安易に応じてしまったことを後悔しています。ネット婚活は気軽に出合える一方で、別れるのも簡単。深い仲になったうえで関係を築こうと思っていても、あっさり終わりになってしまいます」

 

別の結婚紹介所に登録しなおし、再スタートするが…

正解は、いまはわからない。

いまアオイさんは、以前登録していたのとは別の結婚相談所に入会している。

「苦戦中です。この年齢になって婚活をすると、現実をイヤというほど突きつけられます。つい自分を卑下してしまって、特別好きでもない相手につい合わせてしまうこともしばしば。まだ早いと思っているのにセックスをしてしまうのも、相性を見極めたいというのももちろんありますが、そんな自分の弱さからだと思います。ぬくもりもほしいです。そして、したあとは必ず不倫の彼と比較して物足りなさを感じ、もっと合う人がほかにいるんじゃないかと思ってしまう。それだけ私にとっては大きな存在だったのだと、いまさらながら思い知らされました」

セックスをすればいい方向に進むとはかぎらない。ただ、セックスをして初めてわかることもある。「これがベストのタイミングだった」というのは、その時点ではきっとわからない。

ただアオイさんは「気持ちよくなれないのは、自分が悪いわけじゃない」ことを知っている。これがベースにないまま、会って日の浅い相手とセックスするのは、きっとハイリスクだろう。

 

【編集部より】

三浦ゆえ(Twitter@MiuraYue)さんのインタビューを受けてくれる方を募集します。
ご自身のセックス観、セックスライフについて、
したい・したくない、している・しない、できる・できない……セックスに積極的な人も消極的な人も。
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*恐縮ですが、対象は40代、50代の女性に限定させていただきます。
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■40代、50代の性のリアル by 三浦ゆえ

#1 もう、一生セックスしないのかも…。

#2 ずっと受け身のセックスばかりだった、けど。

#3    恋愛不要、セックスだけ欲しかった女性に変化が。

#4 セックスは嫌いだった、不倫の恋に落ちるまでは。

#5 セックスレス。したい私と、したくない夫。

#6 婚活中のセックス、傷つくことも多かった。

 

≪フリー編集&ライター 三浦ゆえさんの他の記事をチェック!≫

 

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