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【魔改造】コンビニおでんが10分で超本格カレーに!「おでんスープカレー」【21時の残業レシピ】

OTONA SALONE / 2019年1月16日 21時0分

プロダクトデザイナーときどき料理人の辻村哲也です。「21時からのひとりごはん」連載6回目は、コンビニのおでんを使った簡単アレンジ料理。おでんの汁を活かしたスープカレーを作ります。例によって包丁も特殊な材料も使いません。調理時間10分ほどでおでんがスープカレーになります。お試しを!

【21時からのひとりごはん #6】

コンビニおでんはすごい

コンビニのレジ前で湯気をあげるおでんの鍋。もうすっかりおなじみの光景ですが、24時間やってるお店のレジの横にいつでも暖かいスープとしっかり煮えた食材がスタンバイしているのって、これ実はすごいことなのではないでしょうか。

 

少量ずついろいろな具材が買えるのも「21時からのひとりごはん」的にありがたいポイントです。

 

うどん(おでん用に用意されているものもあります)などを足すだけで手軽な一食に。また同じくコンビニで売られているパックのモツ煮を加えるというアイデアを以前教えてもらって時々試しています。タンパク質も摂れて食べ応えも増し、なかなか美味しい組み合わせです。

 

そんなコンビニおでん。そのまま食べるのはもう飽きたよ、という方向けに、今回は美味しい汁を生かしてスープカレーにします。もちろん市販のカレールーを溶かすだけでもカレーにはなるのですが、ここではよりスープカレーらしくなるよう、とろみの出る市販のルーは使いません。というと材料がたくさん必要だったり手間のかかるものを想像されるかもしれませんが、特殊な材料は使わず、手軽なやりかたでしっかりスープカレーになる方法をご紹介します。

 

「カレーらしさ」とはなんだ

おでんをカレーにするにあたり、そもそも「カレー」とは何だ?、という話を始めると果てしなくなって2019年が終了するので諸々端折ってざっくり言い切ると、いわゆるカレーらしさの要素は「油+炒め玉ねぎ+ニンニク+生姜+トマト+スパイス(辛味、香り)」ではないかと思っています。

 

イチから作る場合、じっくり炒めたみじん切り玉ねぎとニンニク生姜、トマトと数種類のスパイスでカレーのベースを作り、具材を合わせて煮込みます。日本式カレーの場合はだし成分を重視し、小麦粉などでとろみをつけます。固めたものがいわゆる市販の「カレールー」(「ルー」は本来小麦粉を油(バター)で炒めたもののこと)。

 

それをここでは、スープカレーらしくとろみはなし、だしはおでんの汁に頼り、油・炒め玉ねぎ・辛味はフライドオニオンの入った食べるラー油で、トマト成分はトマトケチャップ、香りはカレー粉と乾燥パセリだけでカレーにします。

これを合わせるとカレーになります。僕は普段ケチャップを使わないので小分け袋を使用。

パセリはあまりカレー的ではないですが、こういうドライハーブが浮いているとお店のスープカレーっぽいように思います。手に入れば乾燥のバジルやパクチーならさらに雰囲気出ます。

 

カレー作りで面倒な玉ねぎを刻む手間や炒める時間もなく、具材は買った時点でしっかり煮込まれているので加熱は短時間でOK。

 

具はお好みですが、大根、玉子、つくね、ソーセージ、厚揚げを選びました。さらにコンビニにもある冷凍のほうれん草とブロッコリーで彩りと栄養バランスをアップします。

このあたりは常備しておくとなにかと捗ります

 

コンビニおでんでスープカレー

工程は
1、食べラー、カレー粉などを1-2分炒めてカレーのベースを作る
2、おでんの汁、具を加えて3分ほど煮る
です。

<本日の買い物>
・おでん(大根、玉子、厚揚げ、ソーセージ、つくねなど4-5種類)
(汁は150ml、おたまで3杯ほどもらいましょう)
・食べるラー油(小さじ2~大さじ1ほど使用)
・カレー粉 小さじ2

 

<その他の材料>
・おろし生姜(チューブなら3cm)
・おろしにんにく(チューブなら3cm)
・トマトケチャップ 小さじ2
・乾燥パセリ(またはバジルかパクチー) 小さじ1
・冷凍ほうれん草 20-30g(少なめひとつかみくらい)
・冷凍ブロッコリー 1-2房

 

冷凍ブロッコリーとほうれん草はインスタント麺に入れたりと手軽に使えて便利なので常備しておきましょう。
乾燥パセリはコンビニにないかもしれないので100均などで買ってください。(あれば乾燥のバジルやパクチーでも)

 

<作り方>
手鍋(15cm)に 、おろしにんにく、おろし生姜、カレー粉、乾燥パセリ、食べるラー油(固形成分多めに)、トマトケチャップを入れて中火にかける。(計量スプーンを使い回す場合は粉(乾燥しているもの)から計ると洗ったり拭いたりの手間が減ります)

全部入れてから火にかけます

ふつふつしてきたら火を弱め、混ぜながら1-2分加熱する。

こんな感じになります

おでんの汁、具材、ほうれん草、ブロッコリーを入れ、蓋をして中火にかける。

(冷凍ご飯をレンジ加熱する場合はこのあたりでレンジスタート。僕は230gくらいのもち麦玄米ご飯を500wで4分加熱してます)

沸騰したら弱火にし、3分ほど煮て味をなじませる。

香りを閉じ込めたいので蓋をして煮ます

スープの味をみて足りなければ塩(分量外)で調整する(ほとんどいらないはず)。

 

<メモ>
乾燥パセリの代わり、またはパセリに追加して乾燥バジルまたは乾燥パクチーなどを加えても。もちろんあればどれも生を刻むとさらに美味しいです。
トマト成分は手軽にケチャップにしましたが、あればトマトペーストを使うと甘みが抑えられます。
仕上げにおつまみのナッツ類をざっくり砕いて散らしても美味しいです。

 

<ご提案>

コンビニでおでんを買うと薬味として定番の「和辛子」の小袋のほか、最近は「ゆずこしょう」「味噌だれ」も選べるお店もあるようです。さらに「スープカレーペースト」があったら拡売に繋がりそうと思うのですがどうでしょうコンビニさん!

 

 

≪プロダクトデザイナー、ときどき料理人 辻村哲也さんの他の記事をチェック!≫

 

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