イ ボミ ファンへの感謝と文武両道を目指す!

ParOn.(パーオン) / 2013年11月3日 17時49分

優勝を決め、両手を挙げて喜びを表現するイ ボミ 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス(2013)(最終日) 写真・佐々木啓

樋口久子 森永製菓ウイダーレディス(11月1~11月3日、千葉県・森永高滝CC、6652ヤード、パー72)

 イ ボミが前日からの首位を守り、通算15アンダーで今季2勝目を飾った。優勝賞金も7000万円を超え、賞金ランキングも6位に浮上した。

「ショットがすごく良かったことと、今週から去年の伊藤園レディスで優勝したときのパットに変えたことがうまくいきました」

 今季、イ ボミは3月の開幕戦からピン型のパターを使っていたが、4月から2ボールパターに変えて試合に臨んでいたが、今週の練習日からパットを変えたことがスコアを伸ばす要因となった。

 3番パー4は4メートル、5番パー5では2メートル、6番パー5は3メートル、7番は1メートルをきっちり沈めて、前半に4つのバーディを奪うと、バックナインでも12、16、17番で3つスコアを伸ばしてホールアウト。一気に7つのバーディを奪い、2位のアン ソンジュに5打差をつけての圧勝劇だった。

 イ ボミの好調に同組の服部真夕も、

「(イ)ボミが素晴らしいプレーをしていたのでそれに乗っていきたかったけれど、私はパットが打ちきれなかったですね」

 と口にしていた。

 今週、多くのイ ボミファンが訪れていたのだが、これには理由がある。

 昨年初めに日本でイ ボミのオフィシャルサイトが開設されたのだが、ここにファンが集まるようになった。同サイトを通じて、各地で開催されるツアーで仲間が出会う、いわば“私設応援団”ができあがったのだ。

 このサイトはイ ボミ自身も公式サイトとして認定している。ちなみに、昨年12月にイ ボミをねぎらう忘年会を千葉県で開催するため、先着で50人に募集をかけたところ、1000人を超えるファンからの応募があったという。それを泣く泣く50人にしぼったのだが、日本での彼女の人気がどれほどのものなのかが、数字を見てもよくわかる。

「ファンの方々の好意はすべてうれしいです。今着けているイヤリングもファンからいただいたものですし、ケーキなども用意してもらって。でも一番うれしいのは『すばらしい成績を出してくれて本当に幸せです』というファンの方々の言葉や気持ちです」

 今年も12月にファンとの忘年会を予定しており、

「残りの試合でもファンのために勝ちたいですね」

 と笑顔を見せる。

 こうした、ファンとの交流も積極的なイ ボミは、今年から韓国の建国大学院(忠清北道・忠州市)で心理学を学び始めた。

「プロゴルファーとしての活動も大切ですが、将来的にはジュニアゴルファーを育てていきたいという夢があります。時間が合うときに大学の教授から講義を受けています」

 意外と知られていなかったが、文武両道を目指すイ ボミ。本業のほうは来週のミズノクラシックには出場せず、残りは伊藤園レディス、大王製紙エリエールレディスオープン、最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップとなる。

「特にディフェンディングチャンピオンとして挑む伊藤園レディスとリコーカップでは、2連覇を目指したい」

 今回の優勝で賞金総額は7000万円を超え、賞金ランキングは6位に浮上し、明確な目標も見えた。

「目標は賞金ランキング5位以内」

 と語るが、今大会の勢いを持続できれば逆転女王の可能性もあり得る。昨年、終盤で発揮した強さを今年も見せられるか。

文・キム ミョンウ

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