石川遼 “最低ライン”で踏みとどまった

ParOn.(パーオン) / 2013年11月7日 19時46分

2番ホールのセカンドでは“直ドラ”も披露した石川遼 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦(2013)(1日目) 写真・佐々木啓

HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦(11月7~10日、茨城県・美浦GC、6953ヤード、パー71)

「最低限のラインはクリアしました」

 初日の入り方が大事と語っていた石川遼は、3バーディ、3ボギーのイーブンパー、36位タイで初日を終えた。

 スタートの1番(パー4)でティショットを左に曲げ、バンカーからのセカンドはグリーン左手前のディボット跡に入った。そこからパターで寄せてパーセーブ。2番(パー5)ではセカンドで“直ドラ”も披露したがパー。3番(パー4)ではピン手前3.5メートルのチャンスを決めきれずパー。静かなスタートに見えたが、そこから展開が変わった。

 4番(パー4)では2.5メートル。5番(パー3)は打ち下ろしの173ヤードを9番アイアンで3メートルに乗せ、1メートルは切れると読んだ難しいフックラインをねじ込んだ。続く6番(パー5)では2オンに成功。難なくバーディを奪い3アンダーとして首位タイに名を連ねた。難易度2番目の7番(パー3)ではティショットを左のラフに入れながら絶妙なアプローチで10センチにつけ流れを切らさない。転機は8番(パー4)だった。

「打ってはいけない方向にい行ってしまいました。ここから流れが悪くなり、5番ウッドでのショットがおかしくなりました。もったいなかったです」

 セカンドは極端な前上がりのラフからひっかけて左バンカーへ。左足下がり、グリーンは下り、ピンも左と寄らない要素が盛り込まれた、完全なミスによるボギーだった。

 折り返した10番(パー4)では、ティショットを右に曲げ、ラフからの打ち上げで林越えのショットがカップ奥1メートルにつくが、強烈な傾斜のラインでカップに嫌われ、バーディチャンスが一転、まさかの3パットボギー。続く11番(パー4)もティショットを右ラフ、セカンドをグリーン奥に外し、寄らず入らずのボギー。貯金を使い果たした。

「実は先週から5番ウッドのショットには違和感がありました。球を(スタンスの)中に入れたりしてみたがダメでした」

 3番ウッドを8月の全米プロから抜いて、ウッドはドライバーと5番のみ。ここまで好結果を生んできたセッティングだったが、違和感はぬぐえなかった。それでも12番以降はショットの感覚が戻ったといい、“最低ライン”で踏みとどまった。

「流れをつかめなかったですが、今日のことはリセットして、残り3日間いい日が続けば巻き返せます」

 自分に言い聞かせるように力強く語った石川のチャージが見られるかもしれない。

文・高桑均

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