北欧のベテランが魅せた! T・ビヨーンが首位タイ

ParOn.(パーオン) / 2013年11月21日 21時42分

個人戦でトップに立ち、団体戦の首位にも貢献したトーマス・ビヨーン ISPS HANDA ワールドカップ・オブ・ゴルフ(2013)(2日目) 写真・Getty Images

ISPS HANDA ワールドカップ・オブ・ゴルフ(11月21~24日、豪州 ザ・ロイヤル・メルボルンGC、6397ヤード、パー71)

 初日、ディフェンディングチャンピオンの米国と並び、団体戦で首位に立ったのはデンマークだ。そのけん引役は今年、オメガヨーロピアンマスターズで勝った、身長189センチ、体重88キロのベテラン、トーマス・ビヨーンである。

「今日はいいプレーでした。4番ホールで4パットをたたいたときは、いいスタートとはいえなかった。『あぁ、今日は長い日になるな』と思いました。でも、ショット、パットなどが上手くかみ合い、いいバーディが取れ、最後まで安定したプレーを続けられました」

 1アンダーから4番でダブルボギーをたたけば、心が折れそうになってしまうものだが、そこから6バーディで通算5アンダーフィニッシュ。日本ペアが「難しい」と口をそろえていたコースで、落としたスコアを取り戻すどころか、一気に首位に躍り出るとはやはり、世界トップクラスの選手は違う。技術だけでなく、精神のタフさは驚いたとしかいいようがない。

「42歳になると、毎朝起きていつも、『今日、ゴルフをしに行こう』とは思わない。でも、今週のコース、ザ・ロイヤル・メルボルンGCのような場所だと、気持ちが高ぶってくる。ボクの目には、今までプレーしたコースの中でも、本当に素晴らしい。ボールを遠くに飛ばしてはいけない。頭を使って賢いゴルフをする。残りの人生で、毎日回りたいぐらい素敵なコースです」

 ゴルフをする喜び。そんな気持ちでプレーできたからこそ、4パットというツアープロなら感情的になってしまう局面でも、冷静に気分を切り替えられたのだろう。

 彼の活躍とトービヨン・オルセンのイーブンパーで首位に立ったデンマーク。ともに首位に立つ米国はじめ、下位の国々を引き離すことができるのか。明日のプレー次第では初優勝に向け、大きく前進するかもしれない。

文・秋山義和

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