森田理香子 ふんどし締め直して最終戦へ!

ParOn.(パーオン) / 2013年11月24日 19時50分

ラウンド中には笑顔を見せる余裕も。森田理香子 大王製紙エリエールレディスオープン(2013)(最終日) 写真・鈴木祥

大王製紙エリエールレディスオープン(11月21~24日、愛媛県・エリエールGC松山、6442ヤード、パー72)

 賞金女王争いはついに最終戦へ――。

 森田理香子が大王製紙エリエールレディスで今季4勝目を挙げ、賞金ランキングトップの横峯さくらを逆転した。賞金総額の差は約280万円。

 優勝した森田は、大きく息をついて

「やりました……」

 と笑顔を浮かべ、今日のゴルフを振り返った。

「同組の二人(上田桃子、李知姫)がスコアを伸ばしているのを見て、自分も伸ばさないといけないと思っていたのに、前半は苦しみました」

 1番から3番までパーでしのいだあと、4番でボギーが先行。6番でバーディを奪ってリズムをつかみたいところだったが、9番で痛恨のダブルボギー。

「これじゃダメだ。後半でスコアを伸ばさないと絶対に追いつけないって思っていて、師匠の岡本(綾子)さんからいつもいわれている『バックナインからが勝負』という言葉を思い出していました。残り9ホールでスコアを伸ばせれば絶対に勝てると信じてプレーしました」

 10、11番は連続バーディ、16番でもバーディを奪ってスコアを伸ばしたが、この時、2打差で首位に立っていたのは5位スタートから追い上げてきた藤本麻子だった。

「ボードを見ながら藤本さんがいいプレーしているのはよくわかっていたので、17番(パー5)は必ずバーディを取らないといけないなって思っていました」

 森田に見せ場が訪れた。

 17番はセカンドショットをピン右横の約20メートルにつけたが、イーグルトライは難しい下りのフックライン。強めに打ったパットはカップに吸い込まれるように転がり、イーグルで藤本を抜いて首位に立った。

「ラインがしっかり見えていて、うまく寄せられるか、もしかしたら入れられると思っていました。すごくいいイメージで打てたんです」

 入った瞬間、森田は一瞬震えた。目には少し涙が浮かんでいるようにも見えた。

「すごく勝ちたい気持ちが強かったので、震えたんだと思います。いい所でバーディを取ると、そういうことがあるんです。イーグルのあと、いつもの自分だったら調子に乗ってしまうのですが、岡本さんからいわれているのが、『ふんどしを締め直す』という言葉。『ふんどし、ふんどし』って心の中でつぶやきながら、次に向かっていました(笑)」

 森田は“賞金女王”という重圧に何度も押しつぶされそうになりながらも、

「今ではいい位置にいるから『賞金女王』っていわれるんだとプラスに思えるようになりましたし、これもすべて成長するための経験だと考えられるようになりました」

 と1年前は想像できないほど、精神的にずぶとくなった。

「来週も一番目指してがんばりたい」と意気込む森田。

 来週のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで森田は、横峯と賞金女王を争う。今季開幕戦のプレーオフで一騎打ちした二人に、最終戦ではどのようなエンディングが待ち受けているのか、しっかりとこの目で見届けたい。

文・キム・ミョンウ

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