【2013賞金女王争い】Vol.2 苦悩を乗り越え、横峯さくらが1年11カ月ぶりV!

ParOn.(パーオン) / 2013年11月25日 17時6分

不振を理由に、2013年シーズンを前にスイング矯正に取り組んだ横峯さくら サイバーエージェントレディス(2013)(最終日)

 森田理香子はダイキンオーキッドレディス優勝を果たしてから、2戦目のヨコハマタイヤ PRGRレディスカップで3位、3戦目のTポイントレディスで2位と、着実に好成績を収めて賞金を加算。一方、横峯さくらは2戦目以降、16位タイ、12位タイ、16位タイと予選通過は果たすものの、一ケタ順位には届かず、賞金ランクも次第に下がっていってしまう。

 そもそも横峯は、11年のリゾートトラストレディス以降、優勝から遠ざかっており、長い冬の時代が続いていた。

「昨年(12年)1年間は、ショットが左にしかいかなかった。そうなると、コースマネジメントも満足にできません。ショットもゴルフも、全体的に本当に苦しかったはずです」

 と、娘の姿を後ろから見ていた父・良郎さんも首をかしげるほどだった。

 その現状を打破するため、横峯は13年シーズンを前にスイング矯正に取り組んだ。

「アドレスでちょっとハンドファーストにして、少しだけ左足体重にして、そしてヘッドアップしない。その3つです」

 これらの約束事を守って練習を重ねてきた努力は、ツアー9戦目・5月のサイバーエージェントレディスで花開くことになる。

(続く)
 初日はトップタイ、2日目は全美貞に首位を譲ったが、2打差の2位タイと、絶好の位置で最終日を迎えることとなる。加えてそれまで不動裕理が持っていた91試合連続予選通過記録を塗り替え、記録更新のプレッシャーからも解放された。

そして3日目、上位陣がスコアを崩す中、我慢のゴルフを展開した横峯は後半で二つスコアを伸ばして通算10アンダー、1年11カ月ぶりの優勝を果たした。

「昨年は、2位になった大会もありましたが、自分の中で手応えをつかめていなかったので苦しかった」
 それまで“30歳で引退、結婚”と公言していた横峯だったが、勝てなかったことで、ゴルフに対する考え方に変化も訪れていた。

「確かに、30歳になったらプロゴルファーを引退すると考えていた時期もありました。ゴルフをプレーすることは仕事をこなすこと、と感じていたこともありました。でも、ゴルフに対する考え方が変わったんです。ゴルフは選手生命の長いスポーツ。私は近い目標しか持たないタイプでしたが、改めて勝ちたいと思いました」

 スイングの変化、そして気持ちの変化を経て臨んだ10年目のシーズン。横峯さくらが09年以来の賞金女王獲得に向けて、苦悩を乗り越えた瞬間でもあった。

サイバーエージェントレディス終了時の二人の賞金額
森田理香子 2位 3630万6571円
横峯さくら 3位 3310万8571円

(Vol.3へ続く)

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