森田理香子が見せた二つの表情

ParOn.(パーオン) / 2013年11月30日 19時44分

パープレーで終え、明日の最終決戦を見据える森田理香子 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2013)(3日目) 写真・村上航

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月28日~12月1日、宮崎県・宮崎CC、6451ヤード、パー72)

 森田理香子が見せた二つの表情が、最終日を迎える前の心境を物語っていた――。

 横峯さくらと賞金女王を争う森田理香子は、大会3日目、3バーディ、3ボギーの72と、前日からスコアは変わらず通算3オーバーの11位タイでホールアウトした。

 森田は1番(パー4)からバーディで幸先いいスタートを切るも、3番(パー4)でボギーをたたく。だが、

「3日間のなかで一番いいゴルフができた」

 と語るように後半から持ち味を発揮する。11番(パー5)では、セカンドショットをピンまで220ヤードのところを5番ウッドで打ち、ピン奥へつけた。そこからアプローチで30センチに寄せてバーディ。12番(パー3)でも9番アイアンでピンまで1メートルにつけて、バーディを奪った。しかし、14番(パー4)、18番(パー4)で手痛いボギー。目標としていたアンダーパーで終えることができなかった。

「特に18番は悔しかったですけれど、オーバーパーしなかったからよかったです」

 パープレーで終えたことについて、満足していた森田は、今日は特に緊張もせず回れたと心境を明かした。

「今日はすごくリラックスして回れました。もともと緊張するほうなのですが、明日ティグラウンドに立ったら、どうかはわかりません。でも、大丈夫だと思います」

 そういって一息ついた森田。意外だったのが、そのあとに見せた笑顔だった。

「明日で終わりですよね。いろいろあったので、終わりたいとも思いますし……。とにかく、明日で全部出したいと思います」

 明日ですべてにケリがつくという安堵感からの笑顔。一方で印象的だったのだが、最終日に賭ける思いを語ったあとの締まった顔つきだ。横峯さくらが2打差で後ろにいることを聞かれると、こういい切った。

「キツイいい方かもしれないけれど、下を見るのと上を見るのとは違うので、プレーヤーとしては上を見ないといけない。1位の人の背中が見えるくらいに順位を上げていきたい」

 勝ちたいという意志をこうしてハッキリ口にする森田も珍しい。森田は横峯を確実に意識している。そのことについて、あまり多くを語らないとはいえ、明日が今季のクライマックスになることくらい自分自身が一番よく知っている。

 リラックスしながら平常心で臨みたいという心境と、一方でプロゴルファーとして勝負するには勝ちたい、賞金女王になりたいという意欲――。この二つの心境が森田の表情からハッキリとにじみ出ていた。

文・キム ミョンウ

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング