たった1打の差に泣いた横峯さくら

ParOn.(パーオン) / 2013年12月1日 20時59分

1打及ばず女王奪還を逃した横峯さくら LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2013)(最終日) 写真・村上航

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月28日~12月1日、宮崎県・宮崎CC、6451ヤード、パー72)

 上位陣のホールアウトまで決着がもつれた賞金女王争い。この日2アンダーのラウンドで7位タイまで浮上しながら、僅差で森田理香子に敗れた横峯さくらは、充実の表情で最終日を振り返った。

「今日は5アンダーが目標でした。クリアできたらよかったですけど、2アンダーで3打足りませんが、アンダーで回れたのはよかったです」

 「練習から好調だった」というショットを武器に4、6番でバーディ先行。しかし7、8番で連続ボギー。それでも14、15番で連続バーディを決め、スコアの伸びない1組後ろの森田を追った。そして迎えた18番(パー4)。入れれば森田にプレッシャーのかかる8メートルのバーディパットがカップを外れ万事休す。森田が18番でパーセーブし勝負は決した。

「正直、悔しい気持ちはあります。でも強い森田さんと最終戦で戦えてよかったです。去年の状況を考えたらこの位置にいることはなかったと思うので」

 ホールアウト後は車で吉報を待ったが、結局、最終順位は横峯7位タイ。森田は1打差の12位。もし横峯がもう1打伸ばしていれば単独7位に入り、51万2589円差で森田を抑え2度目の女王戴冠だったのだ。1打が明暗を分けた。

「18番にきたときにボードを見て、1打足りないとは思っていました。でも今日のゴルフは一味違ったと思います」

 前後の組で戦い、森田を意識しながらスコアを伸ばせたことは大きな自信だ。女王の座は森田に譲ったが、1年11カ月ぶりの優勝を飾り、その後3勝を積み上げ、最後まで女子ツアーを盛り上げた横峯には地元ファンから万雷の拍手が送られた。

「自分自身をほめてあげたい。今シーズンは100点満点です。若い選手がたくさん出てくることは素晴らしいこと。私自身は……、これからもマイペースで頑張ります」

 13日に28歳になる横峯も中堅の域に達してきた。今年は自分と向き合うために初めてメンタルトレーナーをつけた。後半戦の主役は間違いなく横峯だった。充実感の裏には当然悔しさもあろうが、今はゆっくり今季の活躍に浸ってほしい。

「とりあえず、ゆっくり休みたいです」

 最後に見せた安堵の表情が、今季の激闘を物語っていた。

文・高桑均

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