藤田光里は1日1000球の打ち込みでQTトップ!

ParOn.(パーオン) / 2013年12月6日 19時35分

自慢のドライバーショットを駆使し、来季の出場権を獲得した藤田光里 ファイナルクオリファイングトーナメント(2013)(最終日) 写真・鈴木健夫

ファイナルクオリファイングトーナメント(12月3~6日、静岡県・葛城GC山名C、6466ヤード、パー72)

 前日に自己ベストとなる66をマークし、最終日もイーブンパー。今年プロテストに合格したばかりのルーキー藤田光里が、2位に6打差をつけて過酷なファイナルQTをトップで終えた。

 北海道出身の19歳。父の影響でゴルフを始めた藤田は、北海道ではちょっとした有名人だ。北海道女子アマ5連覇の実績を引っ提げ、今年のプロテストを受験。「調子が悪かった」といいながらも見事合格を果たし、その後は北海道開催のレギュラーツアー3戦、ステップアップ5戦、さらにセカンドからのQT参戦を含め、休む間もなくシーズンを戦い抜いた。

「一番自信があるのはティショットです。ドライバーの平均飛距離は260ヤードくらいです」

 165センチの体から繰り出されるドライバーショットは、飛んで曲がらない。課題はショートゲームと語るが、今回のファイナルQTではこれもうまく機能。他を圧倒するプレーで、見事に来季の出場権を獲得した。
「まだ実感はありません。昨日の66もあまり意識しませんでした」

 イーブンパーを目指すと話した最終ラウンドでは、前半に2バーディを奪うも、その後はスコアを落とした。結果イーブンパーのラウンドながら、満足はしていない。

「せっかく前半2アンダーだったのに、3パットなどもあって……。今日伸ばせなかったのは悔しいです。本当は今日もアンダーパーを目指していました!」

 最終日の朝も、実に落ち着いた様子でスタートしていった藤田。ホールアウト直後は緊張した面持ちでインタビューに答えたが、帰り際に話を聞くと屈託のない10代の笑顔に戻り、胸の内を明かしてくれた。

「緊張はしましたが、顔には出しません。ジュニアの試合に出ているといろいろ学んで、そうすることを覚えました」

 クールな一面とチャーミングな笑顔を見せるが、数々のタイトルを取ってきた勝負師としての一面も強い。冬は雪でコースがクローズするため、ひたすら練習場で打ち込むという。1日1000球は当たり前。その打ち込みが実を結んだ格好だが、一つ悩みがある。

「来年は北海道から全試合出るのは難しいかも……。引っ越しですかね? 北海道は大好きなんですけど」

 また一人女子ツアーを盛り上げる新星が、北の大地から生まれた。

文・高桑均

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