【プレーバック】御殿場で躍動したアマチュア時代の宮里優作

ParOn.(パーオン) / 2013年12月9日 17時47分

71、67、67、67の通算16アンダー。優勝した伊沢利光に2打及ばなかったが、アマチュアでの優勝を大いに期待させる内容だった

 石川遼や松山英樹が実現したことにより、ファンの間には多少の免疫ができたのかもしれない。しかし、今から12年前、男子ツアーにおけるアマチュア優勝が達成されるかもしれないという現場に居合わせた人は、「本当に優勝するのか!?」と手に汗を握り息をのんだ。

 先日のゴルフ日本シリーズJTカップで、プロ入り11年にして初優勝を飾った宮里優作だが、東北福祉大3年生のときに出場した2001年の三井住友VISA太平洋マスターズで、最後まで優勝争いを繰り広げて2位タイ。写真と当時の週刊パーゴルフ記事から振り返ってみよう。


アマチュアの宮里優作! コイツは本物だ!!

 秋のビッグゲームの一つ、三井住友VISA太平洋マスターズ(9月20~23日、静岡県・太平洋C御殿場C)で、ジャンボ尾崎らそうそうたるプロを差し置いて2位タイに入る快挙。これは、1982年に札幌とうきゅうオープンで2位の成績を残した加藤一彦の記録に並ぶツアーでのアマチュア最高順位。あっぱれである!

 ただし、プロなら手中にできた2位タイの賞金1176万円(JGTO賞金配分表による)は、アマチュアゆえに手にすることができなかった。くっ~。思わず安月給のわれわれサラリーマンにとっては、「もったいない!」の声がもれてしまう。

 ちなみに、2000年度大学卒業(男性)の初任給は19万9690円(厚生労省調べ)。1176万円は、この4年11カ月分に相当する。くどいようだが、宮里はまだ東北福祉大の3年生。純粋なアマチュアなのだ。

「今大会のプレーでとても自信がつきました。でも、最終日にダボを打ったから点数をつけるとしたら80点。100点にしちゃうと目標がなくなってしまうので…」

 と宮里。なんとも謙虚なやつ。いやいや、きちんとした今後の計画を持っているのだ。

 しかし、難コースといわれる太平洋C御殿場Cを71、67、67、67で回れる実力があるのだから、「もうプロに転向しては?」という声も自然に上がってくる。

「ん~。皆さんからそういわれますが、プロになることに焦る必要はないですし、人生長いですから……。今は大学ゴルフの世界で頑張ります」(宮里)

 そう、焦る必要はないのだ。日本プロゴルフ界のヒーロー誕生は、あと1年ちょっとおあずけ!?

※週刊パーゴルフ2001年10月16日号より

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