男子ツアー、新賞金シードは事実上増枠で決定

ParOn.(パーオン) / 2013年12月9日 18時54分

2015年からの新賞金シードについての説明をしたJGTO山中博史専務理事 写真・佐々木啓

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は9日、臨時社員総会を開き、賞金シードの枠など新しい出場資格の承認を得て、2015年シーズンから施行予定と発表した。

 現在、賞金ランキングのシード権は賞金ランキング上位70名だが、新賞金シードは「上位60名」と条件付きの「61~75名」の2段階設けられ、事実上シード枠は拡大となった。

 しかし、60位と61位とでは大きな差がある。

 選手にはそれぞれ出場優先順位があり、その上位選手から順にトーナメントの出場資格が発生する。例えば、1番は過去5年の賞金王、2番は過去5年の日本ゴルフツアー選手権、日本プロゴルフ選手権、日本オープンの優勝者など、カテゴリー別に順番がある。現行の賞金シードのカテゴリーはその年の優勝者や永久シード選手よりも下の12番目。出場人数の少ない秋の大会は、シード選手でも出場ができないことがあったが、新出場資格では、「上位60名」までは5番目と優先順位が高くなり、日本オープンなど一部の試合を除き、ほぼ全試合の出場が約束される。しかし「61~75名」は、出場優先順位が20番目と低く、リランキングの対象にもなる。

 リランキングとは、チャレンジツアー上位者やQT選手を対象に、その年の獲得賞金に応じて順位を変動するシステム。新出場資格のリランキングは9月に1回のみ実施。この時点で「リランキング上位10位」という出場カテゴリーが14番目に設けられ、その年好調な選手は試合に出場しやすくなる一方で、「61~75名」の選手は上位10位に入らないと出場優先順位はその分低くなる。

 その他、「61~75名」の下のカテゴリーには「チャレンジツアーの上位者」、「QT1位~35位」、「賞金ランキング76位~100位」、「QT36位以下」の順で優先順位をつけることなど、細かい変更点もある。

 さらに、現行では直近5位の出場資格を、直近10位まで拡大し、ノンシードでも調子のいい選手の出場機会を拡大する。

 QTを受けなくていい選手は75名まで拡大されたが、選手は賞金ランキング上位60名に入ることが職場の確保につながる。来季の終盤戦は、60位前後と75位前後の2段階の争いとなる。

文・小高拓

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