石川遼 二つのバーディパットが勝利を呼び込む

ParOn.(パーオン) / 2013年12月20日 21時7分

チャンスでパッティングを決めきった石川遼 ザ・ロイヤルトロフィ(2013)(1日目) 写真・村上航

ザ・ロイヤルトロフィ(12月20~22日、中国・広州 ドラゴンレイクGC、6968ヤード、パー72)

 ザ・ロイヤルトロフィの第1ラウンドが行われ、2組目の藤田寛之と石川遼のコンビが、欧州選抜のニコラス・コルサーツ、ベルント・ウィスバーガー組を3アンド2で下した。

「さすがに団体戦なので緊張しました」

 1年ぶりの団体戦で石川は緊張に包まれながらのラウンドだったが、勝利に貢献する活躍を見せた。

 一つのボールを交互に打つフォーサム形式で行われた第1ラウンド、1番(パー5)でティショットを打ったのは藤田寛之だった。

「1番ホールは無風だった場合、僕はティショット3番ウッド、2打目も3番ウッドで2オンできそうな感じでした。2打目を僕が打てばチャンスになるかなと話をして順番を決めました。でもアゲンストだったので実際には2オンは狙いませんでしたが」

 打順について二人の考えを石川が説明。狙いどおりとは少し違ったが、それでもこの作戦が奏功した。

「今日は僕のショットはよくなかったので、逆だったらどうなっていたかわからなかったですね。藤田さんがいいアイアンショットを打ってくれて、バーディチャンスにたくさんつけてくれました。藤田さんのアイアンがあったので、この打順でよかったと思います」

 パー3が奇数ホールに集中しているため、藤田がグリーンを狙うショットを打つ機会が多く、そしてチャンスにつけた。そして、前半の3番(パー3)、7番(パー3)でそれぞれ3メートルのバーディパットを石川がきっちり沈めていい流れを作った。欧州組は1番(パー5)、4番(パー4)、9番(パー4)でボギー以上と自滅することが多く、常にリードをして試合を進められた。

「前半、遼がバーディパットを沈めてくれたのが大きい。ああいうのが入らないと後手後手にまわるのですごくプラス効果、いい循環で戦えました」(藤田)

 使用ボールは普段藤田が使う〈タイトリスト プロV1〉だったが、「フィーリングに大きな問題はなかった」(石川)とし、ショットやグリーン上でも相談しあうシーンが多かった。チャンスメークをした藤田、パットを沈めた石川と、二人の抜群の連携だった。

「今日はお互いいいリズムでできるペアでないと難しいと思ったので、藤田さんといいプレーが出来たと思います。自分たちの調子、相手の調子というのはどうあれ、やっぱり1ポイント取るというのは重要でした。チームとしても3対1と勝ち越せたのはよかったと思います。僕は終盤ショットの調子が良くなってきたので明日もチームがリードできるようにがんばります」

 明日の第2ラウンド・フォーボールで再び石川は藤田とコンビを組む。日本チームがアジア選抜2連覇にむけて貢献する。

文・小高拓

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