【コラム】時代の趨勢には逆らえない、かつてのビッグトーナメント

ParOn.(パーオン) / 2014年1月21日 10時41分

かつてのビッグトーナメントだったヒューマナチャレンジ。今年はパトリック・リードが優勝 写真・Getty Images

 23歳のパトリック・リード(米国)が米ツアー2勝目を挙げたヒューマナチャレンジ(1月16~19日、米国カリフォルニア州、PGAウエストパーマーCほか)。以前は“ボブ・ホープ・クラシック”と呼ばれ、多くのセレブリティが出場するプロアマ戦として、米ツアーでもっとも華やかな大会の一つだった。

 それが今年は一変。セレブと呼ばれる有名人は歌手のマイケル・ボートン、俳優のクレイグ・ネルソン、元アメフト選手のジェイ・フェリーら4人。残念ながら、すっかり華やかさは消えてしまった。

 ボブ・ホープはアメリカを代表するコメディアンで、1930年代から90年代までと長い間、人気を博した。そして、ゴルフをこよなく愛し、多くのハリウッドスターとともに、未成熟だった時代の米PGAツアーを支えた人物だ。

 だが03年、ホープが100歳で亡くなると大会は徐々に違う方向へ進んだ。以前は5日間大会だったのが4日間大会になり、開催コースも4コースから3コースへと変わった。今年は156名のプロに156名のアマチュアが出場。昨年までは1万5000ドルだったが、各アマチュアは予選の3日間をプレーするのに2万9000ドル(約300万円)を支払うことになった。

 現在の大会スポンサーのヒューマナは健康保険の会社。これらの収益は多くの医療を支援するという。もうボブ・ホープ時代の栄光はないけれど、多くのプロは現在の試合形式を好む。時代の趨勢(すうせい)にはさからえない。

文・武川玲子

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