「地味」でもエリート集団に肩を並べたJ・ウォーカー

ParOn.(パーオン) / 2014年2月11日 14時27分

もう「地味(じみー)」なんていわせない! 8戦3勝で大ブレークしたジミー・ウォーカー 写真・Getty Images

 ジミー・ウォーカー(米国)がAT&Tペブルビーチナショナルプロアマを制し、早々に今季3勝目を挙げた。今季8試合目で3勝と勝率は3割以上、ここ20年でシーズン早々にこれだけ勝ったのはタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、デビッド・デュバル(すべて米国)というから、ウォーカーもすっかりエリートの仲間入りだ。

 オクラホマ州出身の35歳。2001年に22歳でプロ転向したウォーカーは、しばらく下部ツアーでプレー。04年に下部のネーションワイドツアー(現・ウェブドットコムツアー)で賞金王、09年からPGAツアーでプレーをするが、中堅プロの一人にすぎなかった。

 だが昨年10月にフライズドットコムオープンで188試合という長い時間をかけ初優勝。そして今度は、あっという間に3勝。今や世界ランキング24位に急浮上、フェデックスカップポイント1位、賞金ランキングも1位と、ツアーでもっともホットな選手となった。

 その理由は? 一つは以前にもお伝えたしたスイングコーチ、ブッチ・ハーモン氏により「自分はできるんだ」という大きな自信を得たこと。そしてもう一つ。ウォーカーは2年前に、自身のスタッツを分析したという。

 その結果、

「パー3とパー4の平均スコアがとても悪いと気づいた」

 という。

「特にパー4が問題だった」

 とウォーカー。12年のパー4の平均スコアは4.05。つまりパー以上。

「驚いた。もし僕がぜんぶパーだったとしたら、年間で60打以上もよくなる」

 と、冷静な分析を快進撃につなげた。

 パー3、パー4のスコアをよくすることは簡単だった。アグレッシブにプレーしすぎないこと。その結果13年は3.99でパーを切り、今季は現在3.91で、全体の3位と躍進している。ペブルビーチの最終日、18番(パー5)で1.5メートルのパーパットを沈めたことが3勝目につながった。パーをセーブすることがどれほど大事なことか、実証した。

 これからのウォーカーの目標はもちろんメジャー。パーを取ることがもっとも大事なメジャーでどこまで戦えるか、今年はウォーカーに注目だ。

文・武川玲子 写真・Getty Images

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