マッチプレーが存続の危機!? 開催場所など見直す時期がきた

ParOn.(パーオン) / 2014年2月18日 15時0分

昨年同大会を制したマット・クーチャー 写真・Getty Images

砂漠地帯はギャラリーが大変

 今週は、WGC-アクセンチュアマッチプレー選手権(2月19~23日、米国アリゾナ州/ザ・ゴルフクラブ・アット・ダブマウンテン)が開催される。

 成長を続けている米PGAツアーにあって、泣きどころといってはオーバーだが、尽きない悩みの種はマッチプレーが定着しないことだ。  

 マッチプレーは、試合時間の予測がつかない。また、勝ち抜き戦であるから、日を追うごとに出場選手の数が減り最後の決勝に残るのは二人だけ。それも番狂わせが多いから人気選手が早々と姿を消してしまうことも珍しくなく、まったくテレビ向きではないのだ。

 アクセンチュアマッチプレー選手権は、1999年から始まったWGC(世界ゴルフ選手権シリーズ)の一環として行われている。2001年を除き、99年から06年までは、カリフォルニア州のラコスタリゾート&スパで行われていた。

 そのときは、大都会の近くという地の利もあって申し分のない盛り上がりを見せた。しかし、07年からアリゾナ州に舞台を移したことで一変した。

 コース周辺は、砂漠地帯。ホールを横切って近道をすることができにくいのでギャラリーは大変だ。うっかり荒地に入ろうものなら、毒を持つガラガラ蛇が飛び出すこともある。

 コースそのものは素晴らしいのだが、トーナメント開催を考えるとコースの素晴らしさがそのまま横滑りしない点が難しい。特にマッチプレーは、コースの性格や終盤に逆転が起きやすいホールの配分などが重要な要素を持っている。

 ラコスタは、水が絡むホールが多い。特に終盤の15番からは海へ向かう難ホールが続き、スコアが大きく揺れ動き、白熱のマッチを生む土台になっていた。

 コースを変更するか、あるいはマッチプレー方式そのものを今後も継続してくのか。考えなければいけない時期にきているのかもしれない。

文・岩田禎夫

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

Weekly Pargolf 3月4日号掲載

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