松山、惜敗に無言もシード獲得に大きく近づく

ParOn.(パーオン) / 2014年2月21日 12時50分

「彼は本物」とG・マクドウェルも認めた松山英樹の実力 WGC-アクセンチュアマッチプレー選手権(2014)(2日目) 写真・Getty Images

WGC-アクセンチュアマッチプレー選手権(2月19~23日、米国アリゾナ州・ザ・GC・アット・ダブマウンテン、7791ヤード、パー72)

 風が舞う難しいコンディションの中、松山英樹はメジャーチャンピオンのグレアム・マクドウェルと対戦した。

 序盤は松山が圧倒的な強さを見せた。1番(パー4)では4メートルを沈めてバーディを奪うと、2番(パー5)ではティショットをバンカーに入れながらも、ラフから打った20ヤードあまりの第3打がピンに当たってカップイン、イーグルを奪うと2アップとリードした。6番(パー3)でマクドウェルがバンカーから1度で出せずにボギーとすると松山が3アップと大量リード。がすぐにマクドウェルが7番、8番と連続バーディを奪って2ホールを取り戻した。

 後半に入って14番(パー4)でマクドウェルが再びボギー、松山の3メートルのバーディパットをコンシードして再び2アップ、このまま逃げ切れるかと思われた。

 しかし15番(パー4)がキーとなった。松山が4メートルのバーディパットを外したのに対し、マクドウェルは上からのスライスラインをしっかりと読み切り1アップ。16番(パー3)も両者バンカーに入れたが、マクドウェルは3.5メートルを沈めてパーセーブ。続く17番もマクドウェルがとり、土壇場で戦いはオールスクエアに戻った。

 最終18番(パー4)、フェアウエーをとらえたマクドウェルに対し松山は、

「ここまで飛ぶと想定していなかった」

 と、フェアウエー真ん中のバンカーへ。フォローの風が吹く中、バンカーショットもグリーン右奥の難しいラフへオーバーさせ、アプローチは大きくショートし8メートルのパーパットが残った。最後はこのスライスラインが思ったよりも切れずにカップを通り過ぎると万事休す。グリーン手前からピン上1.5メートルに寄せてパーをセーブしたマクドウェルが1アップで勝利した。

 自身のミスで敗退した松山は、ホールアウト後は無言で悔しさをかみしめた。しかし、

「いい勝負だったけど、ちょっと僕が最後のほうミスが続いて、向こうはミスをしても粘り強く パーを拾ってきたので、そこの勝負の差かなと思った。難しいのは難しかったけど、最後までいい勝負はできた。ミスしないのがやっぱりうまいと思うので、そこは素直に負けを認めないとダメ」

 松山は少し時間が経つと冷静さを取り戻し、好マッチを戦ったことに自信を見せた。対戦相手のマクドウェルも、

「飛距離もあるし、ゴルフスイングも美しい。リズムもいいし、勝負どころで何度もすばらしいショットを打った。パットもうまそうだし、バンカーもうまい。感情をうまくコントロールする。どうやら彼は本物のようだ」

 そう相手を認めていた。

 今大会でフェデックスポイント約46ポイントを獲得。合計で約445ポイントとなり、目標の450ポイント、来季のシード(フェデックスポイント125位)にほぼ到達した。

「とりあえず、早めにシードの目安としているものがクリアできたのはうれしかった。よかったなと思う。これでちょっと余裕をもってプレーができると思う。自分が足りないところを突き詰めて頑張っていきたいと思います」

 今大会でメジャー覇者との連戦の中、大きな1勝を手にした松山。プレー面でも気持ちの面でも余裕ができ、次戦以降、そして春に待ち受けるマスターズへ臨むことができるはずだ。

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング