米ツアー経験で心境変化の有村智恵

ParOn.(パーオン) / 2014年2月22日 21時39分

1年間の経験で心境の変化があった有村智恵 ホンダLPGAタイランド(2014)(2日目) 写真・佐々木啓

ホンダLPGAタイランド(2月20~23日、タイ・サイアムCCオールドC、6469ヤード、パー72)

「日本では“話しかけないでオーラ”が出ているってよく言われます(笑)」

 有村智恵の口から飛び出たジョークに周囲の空気が一気に和んだ。日本ではあまり感じられない空気感。まさに米ツアーでの成長をうかがえるような一言だった。

 今季初戦に挑んでいる有村智恵は、3日目を終えて10オーバー、58位タイと苦戦を強いられている。

今日は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバーでホールアウトした。3日間を通してまだアンダーパーを出していないが、徐々にスコアはよくなってきている。有村智恵は前向きだ。

「もっとチャンスがあればアンダーも出そうなんですけれども、ショットが乱れてしまって、うまくいきませんでした」

 出だし10番(パー5)でバーディを奪って流れに乗りたいところだったが、続く11番(パー4)で痛恨のダブルボギー。

「風が右から吹いてきたこともあって、ティショットをバンカーに入れてしまったことが原因です。ただ、ピンを狙っていく感触はよくなってきているので、自分の持ち味としている100ヤード以内の精度をもっとしっかり磨いていければ、スコアは伸びていくと思います」

 有村は試合をするたびに、不安はいつもあるという。

「オフに取り組んできたことを試合で試すんですけれど、いい方向にいくのか、悪い方向にいくのかはその時々でわかってくるもの。その辺を去年は恐々とやっていたのですが、そういう部分を今年はなくしたい。そのためにもオーバーパーは打たないようにしなきゃいけない」

 精神的に前向きになった背景の一つには、米ツアーを戦ううえで必須な英語で同伴競技者と積極的に話す必要性を感じたことにある。

「英語のレベルは4歳くらいなんですけれど、とりあえず笑っていればいいんだって思って、それでニコニコしている時が多いんだと思います。ただ、ほかの選手からはどこで、どのタイミングで声をかけられるのかわからないので、いつでも神経をとがらせておかないといけませんし、選手の会話に耳を傾けて対応しています。自分から積極的に話しかけたりしながら、色々なことを学んでいこうかなと意識していますよ」

 有村は日本ツアーが主戦場だったころ、一人で練習グリーンに立つと、耳にイヤホンをしながら練習する姿を何度も見かけた。そういった姿を見て“話しかけないでオーラ”が出ている、というイメージを持たれていたのかもしれない。

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