【今週の宮里藍】速いグリーンに手こずり、流れに乗れず45位に終わる

ParOn.(パーオン) / 2014年2月24日 14時24分

パッティングの悩みを克服し、藍ちゃんの復活を待ちたい 写真・佐々木啓

 タイのパタヤで開催されたホンダLPGAタイランドに出場した藍ちゃん。今季2戦目とはいえ、3週間前にバハマでの開幕戦に出場した後、再びオフのトレーニングを積んできたので、例年とは少し違うスケジュールです。

 昨年、この大会の後に交通事故に巻き込まれるという不運があったのですが、今年は元気に出場でき、藍ちゃんもとてもうれしそうでした。

 さて、今年の藍ちゃんですが、実は得意のパッティングに悩んでいます。藍ちゃんにとっては初めての経験で、これまで少しマイナーチェンジで調子を取り戻してきたのが、

「今回はちょっと長くなりそう」

 と苦しい胸中を語ります。

 今大会は初日から例年より速いグリーンに手こずり、74の2オーバーと出遅れましたが、2日目はしっかり70。通算イーブンと取り戻して、週末の浮上が期待されたのですが…。

 3日目は肩周りの動きが悪く、思ったプレーができずに74。最終日もパー5で2つボギーを打つなど、流れに乗りきれず76。通算6オーバーの45位で終えました。

 藍ちゃんにとって今年は米ツアー9年目です。毎年勝ち続けることはとても大変で、昨年未勝利に終わっただけにこれからが正念場になりそうです。

 もともと強いメンタルが大きな武器の藍ちゃんですが、今、その心を支えているのは次兄の優作プロの存在です。昨年12月、11年も勝てずに苦しんできた優作プロが初優勝を挙げました。その場にいた藍ちゃんが、涙して喜びを分かち合った姿はとても印象的でした。スランプから脱出した藍ちゃんだからこそ、優作プロの気持ちが痛いほど分かったのでしょう。

 そんな藍ちゃんにも、また試練がやってきました。決してスランプではないけれど、期待通りのプレーを続けることはなかなか大変なことです。

 今年の目標はもちろん1勝を挙げることですが、メジャーでの成績にはこだわりがあります。次戦はシンガポールのHSBC女子チャンピオンズに出場。3月に米国本土に戻るとすぐにメジャー1戦目のクラフトナビスコ選手権が待っています。

 焦らずにゆっくりと、藍ちゃんの復活を待ちたいと思います。

文・武川玲子

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