【今週の宮里藍】パッティングの不振に体調不良も加わり、60位に終わる

ParOn.(パーオン) / 2014年3月3日 13時18分

最後まで戦ったことに意味がある、と前を向く宮里藍 写真・Getty Images

 シンガポールで開催されたHSBC女子チャンピオンズに参戦しました。藍ちゃんにとって今季3戦目です。4年前のこの試合では、開幕2試合連続優勝という快挙を成し遂げた思い出のある大会でもあります。

 先週は思ったプレーができず、リベンジのつもりで臨みましたが、初日を終えて体調を崩してしまいました。おう吐と発熱がひどく、救急車で病院に搬送されるほどでした。でも、大事には至らず胃腸からくる風邪と診断され、点滴2本で栄養補給。2日目以降もプレーを続行し、最後まで棄権をせずに頑張りました。

 結果は残念ながら通算17オーバーで60位(63人出場)と振るわなかったけれど、

「棄権は考えなかったです」

 と、藍ちゃんにとっては大きなステップでもありました。理由は、今藍ちゃんが悩んでいるパッティングにあります。これまで一番というほど得意だったパッティングが、今は「こんな不安は初めて」というほど悩んでいます。必死で練習しているのですが、

「いくら練習しても試合のプレッシャーの中でできるか、それが問題なんです」

 といいます。だから、少しでも多く試合でプレーをしたかったというのが、今の藍ちゃんの本音です。4日間ともパット数は30を切れなかったけれど、最後まで戦ったことに大きな意味があったのです。

「(パッティングの壁は)メンタルです」

 というのが、藍ちゃんの信条。目の前の1打に集中してどれだけシンプルに打つことができるかということ。でも、今は少し自分のストロークに自信を失ってしまっているのかもしれません。分かっていても簡単じゃない“長いトンネル”と評したパットの不振。こちらも焦らずに回復を待ちたいと思います。

 これで米女子ツアーのアジアシリーズも終了し、2週間のオープンウイークが待っています。藍ちゃんはカリフォルニアの自宅に戻って、まずは体調の回復に努めます。

 次戦はアリゾナ州フェニックスで開催されるファウンダーズカップ。昨年は首位を走りながらも、最後にステーシー・ルイス(米国)に負けてしまったコースです。そういえば、一昨年はヤニ・ツェン(台湾)に逆転されたから、このコースには大きな“貸し”がありますね。今年は、その“貸し”をちょっと返してもらえるかに期待したいと思います。

文・武川玲子

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