オーガスタの有名な木が天災に見舞われ伐採、新たなマスターズのスタートに

ParOn.(パーオン) / 2014年3月11日 13時59分

オーガスタの17番でトラブルショットを放つT・ウッズ 写真・Getty Images

A・パーマーも思い出のある木

 米PGAツアーは、バルスパー選手権(3月13~16 日、米国フロリダ州・イニスブルックリゾート コッパーヘッドC)が行われる。

 今大会は、昨年までタンパベイ選手権という名称だったが、タイトルスポンサーがペイントやコーティングメーカーのバルスパーに代わったのだ。

 しかし、ツアーではいつも恵まれない日程を割り当てられ、あまり注目されない。今年もWGC-キャデラック選手権とアーノルド・パーマーインビテーショナルに挟まれており、実力者の出場はあまり見込めない状況だ。しかし、勝者はマスターズに出場できるので、まだ出場権がない選手にはぜひ頑張ってほしい。

 さて、約1カ月後に迫るマスターズについて、あるニュースが飛び込んできた。

 舞台となるオーガスタナショナルGCの17番にある有名な〝アイゼンハワーの木〞が、冬の嵐で傷めつけられ、修復不可能で取り払われるとの発表があったのだ。

 通称・アイクズツリーは、17番のティグラウンドから210ヤードのフェアウエー左にある高さ約20メートルの松の木だ。樹齢は140年ほどと思われ、1932年にコースができる前から存在していた。アーノルド・パーマーは、

「あの木によって私の勝利が妨げられたことはないが、62年に一度当ててパーを拾うのに苦労した記憶はある」

 と思い出を語る。

 取り払われた後、どうするかはまだ決まっていない。このままなくなってしまうのか、新たにこの場所に別の木を植えるのか。マスターズ委員会のビリー・ペイン会長は、

「幅広い意見を聞いてから判断する」

 と述べている。取りあえず、今年の17番は〝アイゼンハワーの木〞なしでプレーされる。少し寂しいが、仕方のないこと。新たなマスターズの第一歩となるだろうか。

文・岩田禎夫

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

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