初のプレーオフ制して2勝目つかんだ一ノ瀬優希

ParOn.(パーオン) / 2014年3月16日 18時44分

自身初のプレーオフを制してツアー通算2勝目を挙げた一ノ瀬優希 ヨコハマタイヤ PRGRレディスカップ(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

ヨコハマタイヤ PRGRレディスカップ(3月14~16日、高知県・土佐CC、6232ヤード、パー72)

 一ノ瀬優希が通算7アンダーで並んだ酒井美紀とのプレーオフを制し、今季初優勝を手にした。昨年のTポイントレディスでの優勝に続き、ツアー通算2勝目。

 最終日の一ノ瀬は終始、落ち着いていた。2番(パー3)でボギーをたたくも、その後5番(パー3)のショートホールでは、ティショットをピンそば50センチにつけてバーディ。9番(パー4)も下り4メートルを沈め、次の10番(パー5)では、ピンまで残り138ヤードのサードショットを7番アイアンで打つと、そのままピンに吸い込まれてイーグル。

「9番のパットは絶対に入れてやろうと思っていました。これが入ったから次にイーグルを取れたと思います」

 その後11番(パー4)、15番(パー5)でもバーディを奪って7アンダーまでスコアを伸ばし、あとは残りの組の結果を待つだけとなった。

 同組のアマチュア、森田遥さんも最後まで一ノ瀬に食らいついたが、6アンダーでホールアウト。このまま一ノ瀬の手に優勝が渡るかと思われた。

 だが、そう簡単には勝負の行方は決まらない。

 最終組で回っていた酒井美紀が17番でボギーをたたいたあと、18番でバーディを奪ってプレーオフへ持ち込んだ。

 プレーオフ1ホール目(18番)は共に2オンに成功。先にバーディトライした酒井のパットは外れてパー。次に一ノ瀬がしっかりとバーディパットを決めて、優勝を手にした。

「まさか2戦目で優勝できるとは思いませんでした。初めてのプレーオフですごく緊張しましたが、とにかくうれしいのひと言です」

 今季は開幕戦で予選落ち。決して調子がよくなかった中での優勝に、一ノ瀬自身が一番驚いていた。

「昨年痛めた右の肩甲骨のケガの影響もあり、思うような練習ができませんでした。オフはプロになってから一番練習していませんし、目標と現実のギャップがありすぎました。(今季の目標は)年間2勝を掲げているけれど、何もできないし、今使っているアイアンもダイキンに入る前日でした。そんな中で開幕を迎え、気持ちとプレーがマッチしていない部分がありました」

 それでも2月に入ってからは半分は練習ラウンドに費やし、15ラウンドくらいは回って調整した。今週はひたすら打ち込みをして不安を取り除き、徐々に自信につなげていった。

 一ノ瀬が掲げる最終的な目標はあくまでも、

「ゴルフを長く続けること」

 だという。

「何歳まで辞めるという気持ちもないので、『まだいるな』って思われるくらい、強い状態のままツアーにいられたらいいです」

 一方で、賞金女王にもなりたい気持ちもあるが、

「なれるのならなりたいですよね。でもそれは最後の結果としてなので、そのことだけにあまりとらわれていません」

 と語る。

 万全の体調ではない状態の中でつかんだ勝利でひと皮むけた一ノ瀬が、ツアー3勝目を目指す。

文・キム ミョンウ

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