松山英樹、第二の故郷へ恩返しとメジャー優勝を卒業式に誓う

ParOn.(パーオン) / 2014年3月20日 17時24分

4年間を過ごした仲間たちと門出を祝う松山英樹 写真・佐々木啓

 大学生として数々の偉業を遂げてきた松山英樹は20日、東北福祉大学の卒業式に出席し、社会人としての新たなスタートをきった。

 大学1年時にアジアアマ優勝、日本オープン3位タイと松山英樹の名を世間に知らしめると、2年時にはマスターズでローアマを獲得、3年時には三井住友VISA太平洋マスターズで優勝。そして4年になるとプロに転向し、日本ツアー賞金王、米ツアーのシード権獲得と、大学生プロとしても順調な結果を残してきた。大学生としての役目を終え、プロゴルファー一筋の生活が始まる。

 卒業式には白いはかまに身を包み、萩野浩基学長から学長賞を受賞した。3年時に団体戦5冠を達成するなど、4年間をともにした仲間と最後の時間を過ごした。

「4年間早かったです。これまでサポートしていただいた大学関係者の方にはとても感謝しています。大学1年の3月に、東日本大震災が起こりました。豪州合宿で日本にいませんでしたが、テレビで見た光景は信じられませんでした。仙台には支えてくれる方も大勢います。僕ができることとして、ゴルフを通じて被災された方に勇気づけられるようにがんばろうと思ってきましたし、これからもその思いは変わりません」
 東北福祉大学は仙台市で4年間過ごしてきた第二の故郷であるから、震災をより身近に感じている。卒業後も仙台に居を構える予定で、ゴルフ部のコーチにも就任し、ゴルファーとして大きく成長した第二の故郷へ恩返しをすることも忘れていない。

 卒業式では松山の入学式の様子もビデオで流された。

「体がすごく細かったと感じました。マスターズに初めて出たときにもっと体を大きくしなきゃいけないと思い、体を大きくすることを考えましたので」

 4年前の映像を懐かしい気持ちで見ていたが、入学当時より10キロ以上体重も増え、体もひと回り大きくなっている。それも松山の目標である米ツアー優勝、メジャー優勝を遂げるためである。

「米ツアーでがんばると決めました。レベルが高いところですがしっかりついていき、メジャーで勝てる選手になりたいです」
 節目の日に新たな決意を固めた松山だが、大学生の冠が取れた初戦は、マスターズ(4月10~13日、米国・オーガスタナショナルGC)となる。26日に渡米し、過去2度マスターズに出場したときと同じようにロサンゼルスで調整してからオーガスタに乗り込む。米ツアーでのシード権は確定したが、松山の目標は優勝である。そのために本腰を入れて米国で戦う。

「スケジュールが合えば、出たい気持ちはあります」

 という日本ツアー出場は未定だが、海の向こうで朗報を待ちたい。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング