初めてのゴルフ観戦に感動してゴルフを始めることになりました~第3回~

ParOn.(パーオン) / 2014年3月25日 19時37分

こんにちは、榎並と申します。ゴルフは素人です。最近覚えたゴルフ用語はアゲインストです

連載第1回目「ゴルフと出会う編」はコチラ
連載第2回目「クラブを買う編」はコチラ

 バーディとボギーの違いを最近知ったゴルフビギナーが、おそるおそるゴルフに挑むこの連載も3回目。前回、最高のゴルフクラブを手に入れ、「早く打ちたい、振り回したい」という欲望が最高潮に達していたころ、当企画の担当編集者である芥川さんからお誘いを受けた。

「練習場に行きませんか?」

 というわけで今回は、初めての練習場に行ってきたお話です。

(※この連載はゴルフ素人の筆者が知識ゼロからゴルフを始め、コースデビューを果たすまでを綴るドキュメンタリーです。無知であるがゆえ、端々に無邪気な発言が目立ちますが、どうかご容赦ください)
 やってきたのは打ちっぱなしという、打ち放題のゴルフ練習場である。食べ放題はよく行くが、打ち放題は初めてだ。いったい、どんな場所なのか?

 余談だが、昔読んだ小説で不倫カップルがゴルフ練習場で密会しているシーンが出てきた。以来、ゴルフ練習場にはなんとなくセクシャルなイメージを抱いている(ほんとに余談だ)。
 なお、料金は1時間打ち放題で4000円。お金を払い、「6番」と書かれた打席に入る。6番といえば、安打製造機とうたわれた元読売ジャイアンツ・篠塚和典選手の背番号。これは縁起がいい。篠塚選手にならい、クリーンヒットをかっ飛ばしたい。
 この一打からぼくのゴルフ人生の幕が開くと思うと感慨深い。心してアドレスに入り、振りかぶる。さあ白いボールよ、どこまでも飛んでいけ!
 ちなみにこちらがその人生第1打を記録した動画になります。


 まあだいたい想像はついたけど、記念すべき第一打席は空振り。第二打席も空振り。その後も、振れども振れどもクラブは空を切るばかり。ゴルフ人生の幕、なかなか開かない。

 同行の芥川さんによれば、初めての練習でまともに当たらず、それがトラウマになってゴルフへの興味を失ってしまう人もいるらしい。なんと! 完全にそっちのパターンじゃないかこれ。
 構えで重要なのは美しい姿勢を保つこと。極端に上体が立っていたり、丸まったりしているとボールに当たる確率が下がるという。ぼくは猫背なので後者のタイプだ。そこでまんまるの背中をうんと伸ばし、再びアドレスに入る。
「カツーン」。乾いた音を残し、転がっていくボール。会心の一打とはいえないが、初めてボールをとらえることができた。この喜びは林店長に伝えたいと思う(※前回クラブを買ったショップの店長)。

 しかしまだまだクリーンヒットには程遠い。そこで、ゴルフ経験十余年の芥川さんにアドバイスを仰ぎ、いくつかのポイントを教えてもらった。特に感銘をうけたのは「クラブは腕の延長である」という金言。決して忘れぬよう、心のメモにしっかりと記録しておいた。
 これらのアドバイスを踏まえクラブを振ってみると、少しずつボールをとらえる確率が上がり、10回に1回くらいはジャストミートが出るようになった。会心のショットが出るとフェイスブックにアップして自慢したくなる。だが、時間がもったいないので心の中で「いいね!」を押した。

 その後もひたすら打ち続けた結果、とりあえず空振りはなくなり、打球もしっかり上がるようになった。

 というわけで、その上達の過程を動画でどうぞ。

開始5分


開始15分


開始30分

 ボールが芯を食い、まっすぐ飛ぶと、これがもう猛烈に気持ちいい。おもしろい、おもしろいぞゴルフ!

 そうこうしているうちに時間も残り10分。アイアンの感触はだいぶつかめてきたので、ドライバーに挑戦してみよう。
 改めてアドバイスを思い返し、渾身の力を込めてドライバーを振り抜いた。すると……。
 き、きもちいい……。ドライバーのヘッドがボールをとらえる音、感触、ボールの軌道、全身がこれまでに味わったことのない快感に包まれる。スタートから50分、すでに体は満身創痍だったが、一打でも多くこの快感を味わいたいとひたすらスイングを続けた。
 ゴルフ発祥の地・スコットランドでは、そのあまりの楽しさに仕事をせずゴルフに熱中する者まで現れ、時の王様がゴルフ禁止令を出したという。仕事をしないのはよくないが、その気持ちは理解できる。たしかにゴルフはおもしろい!

 本当はもっと打ちたかったが、腰が悲鳴を上げていたので断念。名残惜しいが、近いうちまた来るとしよう。
 それから数日。そろそろ二回目の練習に行こうかと思っていたころ、芥川さんから宅急便が届いた。
 届いたのはパーゴルフからもうすぐ発売される書籍『阿河徹のゴルフスイング25の基本』。これまで2000人の生徒に手ほどきしてきたティーチングプロ阿河徹氏の著書で、25のポイントをおさえるだけですぐにラウンドデビューできるという、ビギナーにとってはまさにベストバイな一冊だ。価格も500円(税別)とお値打ちだし、基本をおさらいしたい経験者も必読の書といえるだろう(※編集部注:巧妙なステマです)。

 しかし、たしかに素晴らしい本だが、なぜこれが送られてきたのだろう。これでも読んで、そのへっぽこスイングを直しやがれという無言のメッセージだろうか?

 謎の贈りものに悶々としつつ、次回につづく。

【著者プロフィール】
榎並紀行(えなみ・のりゆき)
ライター・編集者。「やじろべえ」というヘンな名前の会社で働く33歳です。小さい頃は少年サッカークラブのエース的存在でしたが、めきめき落ちぶれ中学で補欠に。以来、スポーツを呪いながら生きてきました。10年以上まともな運動をしていませんが、頑張ってコースデビューしたいと思います。2013年12月に「デイリーポータル Z」に寄稿した「知識ゼロからのゴルフギャラリー入門」(http://portal.nifty.com/kiji/131209162604_1.htm)が、僕の知らない間にゴルフ業界でちょっと話題になっていたそうです。

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