棄権もよぎった吉田弓美子が逃げ切りVをはかる

ParOn.(パーオン) / 2014年4月5日 20時13分

強風に打ち勝ち首位に立ったマスク姿の吉田弓美子 ヤマハレディースオープン葛城(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

ヤマハレディースオープン葛城(4月3~6日、静岡県・葛城GC、6540ヤード、パー72)

 すっかり花粉症でお馴染みとなった吉田弓美子が、3バーディ、2ボギーの71で回り、単独トップに立った。

 この日の吉田は2連続バーディ発進。絶好調と思いきや、吹き荒れる強風から身を守るように顔をふせたり、しゃがみ込む場面も。実は吉田を深刻な事態が襲っていた。

「朝から気持ち悪くて、5ホール目くらいには棄権しようかと思いました。先週のこと(棄権)もありましたし、不安ばかりがよぎって……」

 2ホールで首位に躍り出るスタートにも棄権を考えたという吉田。体は悲鳴をあげていたが、それでも耐えしのぐゴルフをなんとか続け、ハーフターンをするころには、ますます強まる風の中でのゴルフが逆に“楽しく”なってきたという。

「もう、こんな風の中でのプレーって面白くないですか(笑)? いろいろな打ち方を試せるし、成功した時の喜びがありますからね」

 完全に“ハイ”な状態に入り、ある意味吹っ切れて体調をカバーするゴルフを見せた。上がり5ホールはすべて1パット。合計24パットはこの日のベストタイ。みごとに1日を完走した。

「悪天候、風の中のゴルフは嫌いではありません。早打ちをしないように、スイングリズムをとにかく一定にします。体調も悪く、思いっきり振れず、余計な力が入らなかったのもよかったのかもしれません」

 吉田といえば初優勝時はプレーオフを6ホール戦い、昨年も3勝のうち、2試合がプレーオフ。うち1回は4ホールを戦ってのものだ。体調が万全でないだけに、勝負が長引けば体力面で不利になるのは確実。最初から飛ばしていくのか。体力温存で後半勝負に持ち込むのか。注目して見てみたい。

文・高桑均

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