松山英樹 ティショットは完璧も2打目以降で精細を欠く

ParOn.(パーオン) / 2014年4月11日 9時30分

プロ転向後自己ワーストタイの80をたたき90位タイと大きく出遅れた松山英樹 マスターズトーナメント(2014)(1日目) 写真・鈴木祥

マスターズトーナメント(4月10~13日、米国ジョージア州・オーガスタナショナルGC、7435ヤード、パー72)

 2年ぶり3度目の出場となった松山英樹のマスターズ初日は、悪夢の一日だった。

 午前10時19分にスタートした1番(パー4)のティショットは、きれいなドローボールの放物線を描いてフェアウエーセンターをとらえた。前日までの本調子ではないという言葉がウソのようなショットだった。その後もティショットはドライバーを中心に使用し、14ホール中100パーセントのフェアウエーキープを誇った。

 しかし、悪夢を招いたのは精彩を欠いた2打目以降だった。フェアウエーのベストポジションからグリーンを外すと寄せるのが難しい位置に行ったり、パーオンを逃した6ホールはアプローチが寄らずにすべてボギー。きわめつけは8番(パー5)で8メートルから4パットするなど、3パット3回を含む1ラウンド39パットと、グリーン上で苦戦した。

 終わってみれば2バーディ、8ボギー、1ダブルボギーの8オーバー、80。90位タイと大きく出遅れた。プロ転向後、自己ワーストスコア。マスターズでは2年前、アマチュア時代に出場した最終日と並ぶ自己ワーストタイの数字だ。

「アイアンショット、パッティングともにラウンド中に修正できなかったのが残念です。手は痛くはありません」

 肩を落とした松山だが、真骨頂でもあるキレるアイアンショットは影を潜めた。普段からラウンド中にスイングを変えたり適応能力は高いが、この日はうまくはまらなかった。

「パッティングは技術、ラインの読みも含めて、こういう結果になってしまいました。昨日までパッティングのフィーリングはよかったのですが、今日はよくなかったので、もうちょっと違う練習をしていかないといけないと感じました。悔しいのは間違いありませんが、自分の力が足りないという証拠です。終わったことは仕方がありません。明日、5アンダー、6アンダーを出せば予選を通るチャンスはあると思うので、それを目指して頑張りたいです」

 ホールアウト後は約2時間にわたりショット、アプローチ、パットの調整を行った。ツアープロは30パットを超えるとパット数が多いと感じるモノ。単純にパットだけで10打減らすことも可能である。

 予選通過の条件は50位タイ、または首位と10ストローク以内と2パターンある。第1ラウンドを終えた段階で順位のカットラインは2オーバー40位タイだが、10ストロークルールでいえば、松山は現在首位と12打差と、予選通過も不可能ではない。アマチュア時代を含めてメジャーは5戦中、予選落ちなし。プロ転向後、米ツアーで15戦中予選落ちなし(棄権2試合を含む)の継続とともに、底力を見せるか。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

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