J・スピース バッバの13番のティショットに完敗

ParOn.(パーオン) / 2014年4月14日 14時8分

夢のラウンドでの優勝争いを前向きに受け止めたいというジョーダン・スピース マスターズトーナメント(2014)(最終日) 写真・鈴木祥

マスターズトーナメント(4月10~13日、米国ジョージア州・オーガスタナショナルGC、7435ヤード、パー72)

 首位タイでスタートし、タイガー・ウッズの持つ21歳の最年少優勝記録更新を狙った20歳のジョーダン・スピースだったが、その夢は二ホールで砕け散った。

「昨日は眠れないかと思ったけど、ぐっすり寝られたよ。朝はちょっと早く起きてしまったけど。1番ティに立ったとき、オーガスタの日曜日だと思うと夢のようだった」

 夢のラウンドのスタートホールは、ティショットを左に曲げたが、2打目でグリーンをとらえてパー発進。続く2番(パー5)はバーディとし、リードを奪う。5番(パー4)こそボギーとしたが4番、6番、7番でバーディを奪い、2位のバッバ・ワトソンに2打差のリード。

「最初の7ホールはとても難しかったけど、そこで3アンダーで回れた。勝てると思った。でも、8、9番がターニングポイントだった」

 8番(パー5)、9番(パー4)ともに1メートルのパーパットを外し、逆にワトソンに2打差をつけられた。

「10番ティに立ったときはまだ勝てると信じていた。11番で3メートルのバーディパットが入らなかったのが、大きい。あれが入っていたらまた違ったと思う」

 11番でバーディを逃すと12番(パー3)のティショットは川に落とした。うまくボギーで抑えたが、13番でワトソンが放った360ヤードドライブに圧倒された。

「13番のバッバのドライバーショットは凄かった。決して忘れないと思う。70ヤードも左に曲がったんだからOBかと思ったら、フェアウエーの完璧なところに落ちた。彼はあのショットが打てると信じていたようだった。あれには完敗だった」

 完璧なショットを打ったワトソンはバーディとして3打差に広がった。追う側のスピースは終盤にショットが乱れてチャンスメークできなかった。

「今週のこの優勝争いは前向きに受け止めたい。自分には勝つ力があると確信できた、もう少しコースを知ることが必要だろうね」

 最年少優勝記録更新のウッズの壁、35年ぶりの初出場初優勝の壁は思った以上に高かった。2011年、ロリー・マキロイは2位に4打差をつけて最終日をスタートしたが80をたたいて優勝を逃す洗礼を受けた。そして、2カ月後の全米オープンでは2位に8打差をつける歴史的なスコアでメジャー初制覇を遂げた。才能あふれる若者はこの経験を糧にするだろう。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング