【コラム】「この優勝を12年も待っていた」“天才少女”が渇望した3勝目

ParOn.(パーオン) / 2014年4月21日 18時28分

周囲も自身も待ち望んだ3勝目を手にしたミッシェル・ウィー 写真・Getty Images

 24歳のミッシェル・ウィー(米国)が4打差を逆転し、地元ハワイでLPGAロッテ選手権を制した。土曜日に行われた最終ラウンドで67をマーク、首位で出たアンジェラ・スタンフォードに2打差をつけて、2010年のカナダ女子オープン以来のツアー通算3勝目を挙げた。

 この地元で挙げた勝利は、ウィーにとってどれほど大きな意味を持つことだろう。

 とりわけ2週前、今季メジャー初戦のクラフトナビスコ選手権では優勝争いをしたが、19歳のレキシー・トンプソンに敗れ2位に終えたばかりだった。「ここには友人や家族がたくさん居て。みんな『この優勝を12年も待っていたよ』と言うから、『私もよ』って答えたわ」とウィーは笑う。

 まだ3勝のウィーは、今も女子ゴルフ界のスーパースターだ。“天才少女”と呼ばれ15歳でプロ転向した。周囲の期待が大きすぎたのか、ケガもあり思わぬ方向へと進んでいった。大きなスランプに陥った時期もあった。

「16歳から、ほんとにいろいろなことを乗り越えてきた」とウィーは言う。

「こんなに長くかかるなんて思わなかった。この2年間、勝つために自分に大きなプレッシャーを掛けてきたと思う。本当にいいプレーがしたかった。でも今週は『コースに出たら自分に期待をしないで、良い時間を過ごそう』と。そして今週はそれができたのだと思う」

 そう話すウィーの大人びた笑顔は大きな成長の証しだった。今季のウィーは、さらなる飛躍が期待できそうだ。

文・武川玲子

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