松村道央が夢の50台まで“あと1打”の快進撃!

ParOn.(パーオン) / 2014年5月1日 19時43分

自己ベストの「60」をマークし大会連覇に向け絶好のスタートを切った松村道央 中日クラウンズ(2014)(1日目) 写真・鈴木祥

中日クラウンズ(5月1~4日、愛知県・名古屋GC和合C、6545ヤード、パー70)

 前年チャンピオンの松村道央が、2010年の石川遼の「58」に迫る自己ベストの「60」でラウンド。大会連覇に向け絶好のスタートを切った。

「バーディが続くと余裕が出てきますね。そうなると気持ちよく振れるし。途中までは平常心でやっていましたけど、16番のチップインで10アンダーになって、50台にリーチがかかってから変なプレッシャーが出てきました(笑)」

 これまでのツアーでの自己ベスト「63」を3打更新。16番を終了した時点で10アンダーと夢の50台にあと一歩のところまで迫り、集まったギャラリー、関係者も固唾(かたず)を飲んだ。

「なかなか50台というのはチャンスが来ないので、できれば出したったですけど、あくまでも最終目標は優勝です。昨日もいいましたが大会連覇するためにここにきています」

「これで波に乗れた」という1番のバーディスタートからその後もバーディを重ねた。16番(パー4)ではティショット、セカンドをミスしてピンチを迎えたが、花道からの30ヤードのピッチショットをねじ込んだ。終わってみれば10バーディ、ノーボギー。雨の影響もあり軟らかくなったグリーンのため伸ばし合いとなった初日だったが、連覇への強い思いが他の選手を圧倒する猛チャージを生んだ。17、18番こそ「力が入った」というように、なんとかパーセーブだったが、10アンダーに同組の高山忠洋が、

「こっちがドキドキしましたよ(笑)。最終日みたいな雰囲気でしたもん……」

 というほど圧巻だった。

「(国内)開幕戦以外はいい感じです(笑)。インドネシアで勝ったときの調子だと東建もいけるんじゃないかと思っていたんですけどね。つるやはそこそこで、今週は春先の中でも一番のゴルフがしたいと思っていましたが、インドネシアのときのようなゴルフが戻ってきました」

 ツアー初戦のインドネシアPGA選手権で優勝を飾り、勢い込んで迎えた東建ホームメイトカップでスコアカード署名もれのため失格。一気に天国から地獄に落ちてしまった松村だったが、貪欲に勝ちを求める姿勢で、あらためて存在感をアピールした。

「今日10アンダーが出ましたけど、こういうときって次の日にスムーズにやらせてもらえないことが多いです。明日はもう一回スタートだと思ってやります」

 とはいえ2位グループに4打差をつけるアドバンテージを取った松村。

「自分のラッキーカラーは明るい色らしいです。白いポロシャツと迷いましたが、少しでも目立とうとこの色にしました(笑)」

 間違いなくこの日一番目立った蛍光ピンクのポロシャツとともに、プレーも全選手中、一番の光を放った松村。「絶対連覇」を宣言する男が、初日からエンジン全開で走り始めた。

文・高桑均

【参考】
これまでの国内ツアー最少記録は10年の中日クラウンズ最終日に石川遼が出した「58」。
次いで、03年アコムインターナショナル初日の倉本昌弘と、1998年三菱ギャラントーナメント初日の藤池昇龍の「59」。
今回のスコア「60」は歴代3位の記録。

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