石川遼 勢いから成熟へのゴルフで優勝を引き寄せる

ParOn.(パーオン) / 2014年5月2日 18時29分

プロ入り7年目の落ち着きで決勝ラウンドを迎える石川遼 中日クラウンズ(2014)(2日目) 写真・鈴木祥

中日クラウンズ(5月1~4日、愛知県・名古屋GC和合C、6545ヤード、パー70)

 前日からの好調をキープし、石川遼が首位と3打差の通算6アンダー、4位タイで決勝ラウンドを迎える。前日よりも回り始めた和合の風の中でのアンダーパーに、ひとまず予選をいい位置で通過したと胸をなでおろした。

「ゴルフはそこまで悪くはありませんが、外してはいけないほうに外したり、3パットもありました。感触は悪くないのにボギーが4つも出るということで心配もありました。周りもじゃんじゃん伸ばしていたらダメですけど。二つしか伸ばせませんでしたが、内容、風を考えれば昨日と変わらない気がします。予選2日間の目標はこれでクリアしました」

 トップの松村道央がスコアを一つ落として、上位は混戦模様。その中でムービングサタデーを迎えるが、石川はあくまでも冷静にこの位置を分析する。

「決勝ラウンドに向けてちょっとずつ“シフト”できていければいいかなと。明日に向けていろいろ試したりすることもできました。一人でも二人でも抜け出すと追いつくのが難しいので、明日は周りの状況を見ながら、攻めるか落ち着いてやるかを決めます」

 がむしゃらにバーディを取りにいくゴルフから、ポジションを確認しながらゲームプランを変化させる術を身につけた。

「(米PGAツアーで)今年は半分くらいトップ25に入っています。この位置でプレーすると、周囲のことを感じ取ることができるようになりました。そういう中で、“行く”のか“行かない”のかを間違えないようにします。気持ちはニュートラルです、いつでもシフトできるようにしていきたいです」

 距離計算、番手選び、さらにはクラブセッティングにも大人の要素が満載。同ロフト角の4番ウッドを2本入れ、長さを変えて球の高低や強さを打ち分ける。自身が“アナログゴルフ”と命名するとおり、自分で考え、一番いいと思ったものでゴルフを組み立てるこだわりよう。一皮むけた石川のゴルフがさらにファンを魅了している。

 22歳にしてプロ入り7年目。勢いの10代を経て、昨年は初めて米フル参戦で苦しみを味わった。これらの経験と、今年培ってきた自信と落ち着きで、大会2勝目もグッと近づく。

文・高桑均

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