石川遼 最終組ゲットも「ギリギリ耐えた」

ParOn.(パーオン) / 2014年5月3日 20時13分

風はウェルカム、明日は和合を攻略したいという石川遼 中日クラウンズ(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

中日クラウンズ(5月1~4日、愛知県・名古屋GC和合C、6545ヤード、パー70)

 朝から詰めかけた1万1000人を超える大ギャラリーが、1番ホールから沸いた。ピン左奥からの10メートルを沈めると大歓声に応えた石川遼。3番こそボギーとしたものの、5番、7番、8番とバーディを重ね、首位迎撃態勢で前半を折り返した。

 追撃ムードを止めたのは、石川が8番ティグラウンドに立った瞬間から吹き始めたきまぐれな風だった。8番こそバーディとしたが、9番は風を意識し低い球で放ったセカンドがグリーン左にこぼれた。絶妙な寄せと微妙なパーパットを沈めパーで収めたが、その後も最大瞬間風速が10メートルを越える中、なんとかしのぐゴルフを続けた。

「昨日とは(風が)変わりましたね。難しかったです。とにかくひどいプレーにならないようにして、明日につなげることができました。こういう風が、和合の難しさ、よさをなおさら引き出します。風はウェルカム。明日は和合を攻略したいですね」

 前半の貯金が生きて「ギリギリ耐えた」と語るが、後半も3ボギーとしながらも随所に成長した姿を披露した。ピンチでも冷静さを欠くことなく、実に多彩な技を繰り出した。

「スイングは今すごくいいです。練習場ではニュートラルですが、コースに出ればショット、ショットでどう打つかを考えながらやっています。低いドローでいったり、高いフェードでいったりです。和合の攻め方が2年間で変わりました」

 和合攻略に自信をのぞかせた石川だが、主戦場の米PGAツアーから一時帰国してまでも出場した思いを表現した。

「この大会は権威がありますし、ここで優勝したいです。最終日に最終組かその前でプレーすることが大事。ワールドランキングも意識していますし、ここまできたら優勝したい」

 本大会初の最終日最終組をゲットした石川。ゴールデンウイークまっただ中。殺到する名古屋の熱烈ギャラリーの前で、昨年賞金ランキング2位の金亨成と、2008年大会覇者の近藤共弘と激戦を繰り広げることになる。

文・高桑均

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