J・ニクラスのホスト大会 ゴルフ界の栄誉者セレモニーにも注目してほしい

ParOn.(パーオン) / 2014年5月27日 18時0分

J・ニクラスのコースを攻略するのは誰だ!? 写真・Getty Images

受賞者はA・ソレンスタム

 ザ・メモリアルトーナメント(5月29日~6月1日、オハイオ州・ミュアフィールドビレッジGC)は、ジャック・ニクラスがホストを務める大会だ。

 大会の舞台となるコースは、オハイオ州出身のニクラスと芸術家肌の設計家、デズモンド・ミュアヘッドの下で完成した。

 10歳でゴルフを始めたニクラスのヒーローは、ボビー・ジョーンズである。まだアマチュアだった1959年に初めてマスターズに出場したときから、

「いつかは自分もこのようなトーナメントを持ちたい」

 と夢を持ち、周到な準備をし、76年からスタートした。

 同大会には、試合を楽しむほかに特別なイベントもある。トーナメント開催に先立ち、毎年ゴルフ界発展に功労のあった人を表彰するオナラリーセレモニーが行われ、あらためて栄誉者のプロフィールを幅広くゴルフファンにアピールするのだ。

 セレモニーでは、初めて知る事柄もあった。94年に米女子ツアー発展の功労者の一人で、メジャー13勝を挙げているミッキー・ライトが栄誉者になったときに、その横顔を紹介したのが93年の全米プロゴルフ選手権勝者、ポール・エイジンガーだった。

「少年時代、ライトのキャディをエキシビションマッチで務めたときに、将来は絶対にプロになってメジャーチャンピオンになる、と心に決めたんだ」

 というエピソードを披露。エイジンガーは見事に、有言実行したのだった。このように、面白い話が出てくるところもこの大会の特殊性だ。

 今年の栄誉者は、米女子ツアーで一時代を築き、2008年に第一線から退いたアニカ・ソレンスタム。まだ聞いたことがないような、彼女の現役時代の話が出てくるかもしれない。

 アダム・スコット、フィル・ミケルソン、ロリー・マキロイ、ジョーダン・スピースら強豪が参戦予定で、大会そのものも興味深いが、それだけではないのが“ザ・メモリアルトーナメント”なのである。

文・岩田禎夫
Weekly Pargolf(2014年6月10日号)掲載

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

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