木戸愛 無心のスイングで本来の自分を取り戻す

ParOn.(パーオン) / 2014年5月30日 18時3分

ゴルフが久しぶりに楽しかったと笑顔を見せる木戸愛 リゾートトラストレディス(2014)(1日目) 写真・佐々木啓

リゾートトラストレディス(5月30~6月1日、兵庫県・関西GC、6459ヤード、パー72)

 3試合連続予選落ちというミニスランプに陥っていた木戸愛が、4バーディ、ノーボギーの68という今季ベストスコアをマーク。首位と1打差の4位タイという好位置で初日を発進した。

「ここ最近、アイアンショットに苦しんでいましたが、今日はピンに絡んでくれたので、ゴルフが久しぶりに楽しかったです」

 と、木戸ちゃんスマイルを見せた。実は昨年の今大会でも初日に68をマークし、4位タイでスタートしているのだ。最終的に4位タイに終わったものの、優勝争いに絡んだ分、いいイメージが残っているという。開催コースの関西GCはフェアウエーが広く、グリーンも大きいため、ティショットを曲げたり、グリーンを極端に外す心配がない。そのためアドレスに入る前に球筋をイメージしやすく、迷うことなくスイングできるらしい。

「今まではクラブをここに上げなければいけないとか、こう振らなきゃいけないとか、頭の中が騒がしかったんですけど、それが今回はなくなりました。ピンに対して構えたら、あとはクラブを上げて下ろすだけです。その意味では気持ちよくスイングできてますね」

 木戸といえば、アイアンショットのキレで勝負するタイプであり、パーオン率でも高い数字をマークしていた。ところが、昨年、飛距離を伸ばそうと考えたり、もうワンランク上のゴルフを目指して球筋をドローに変更。その結果、本来の自分のスタイルを見失ってしまった。

 今年はもう一度原点に帰り、オフの間に徹底して走り込み、下半身を鍛えまくった。球筋もフェードに戻した。それでも、開幕戦からなかなか結果が出ない。スイングを見てもらっている芹澤信雄に相談したところ、あまり悩まないようにアドバイスを受けていた。真面目な性格で、物事を深く追及するタイプだけに、スイングについて考えすぎるところがあったが、最近ようやく吹っ切れるようになり、それが今回の結果につながった。

「まだ一日しか終わっていませんが、小さな自信を積み重ねていければと思います」

 木戸らしい真面目な答えだが、パットが決まっていれば、もっとスコアを伸ばせたはずだというあたり、秘かな手応えを感じているのは確かだ。

文・山西英希

ParOn.(パーオン)

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