池田勇太、足を引きずりながら意地の68で完走!

ParOn.(パーオン) / 2014年6月8日 17時23分

棄権をしていてもおかしくないほど左足首を痛めていた池田勇太 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(2014)(最終日) 写真・村上航

日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(6月5~8日、兵庫県・ゴールデンバレーGC、7233ヤード、パー72)

 インスタートの池田勇太にとって最終ホールとなった9番パー4。ティグラウンドから緩やかな上りが続き、最後は傾斜の度合いがさらに大きくなるホールだ。足を引きずり、苦悶の表情を浮かべながら、池田がグリーンに上がった瞬間、ギャラリーから大きな拍手が起こった。

 本来ならとっくに棄権をしていてもおかしくないほど左足首を痛めていた。まるでバームクーヘンかと思うほど患部をテーピングで固定して、難コースに挑んだ池田。普通に歩くときは、痛みを我慢できるものの、ダウンスイングで体重を左足に移すときに激痛が走る。ラフやバンカーからのショットのように、特にボールの上からクラブヘッドを下ろすショットはきつかった。

 最終日、できるだけ左足首に負担がかからないショットを心がけた。ドライバーからショートアイアンまでパンチショットのようにインパクトでクラブフェースを合わせることだけに集中する。ようやくその感覚が自分のものとなり、距離と方向が合い始めた。

「イーブンパーまで戻したかったんだけどね。悔しいけど仕方がない。それでも最終日になって少しは盛り上げられたかな」

 という池田。68をマークし、46位タイから14位タイにまで順位を上げた満足感はなかったが、自分なりのベストを尽くした安堵感が表情に表れていた。ただ、無理をした代償も大きい。

「肉離れまではいってないと思うけど、いろいろほかのところもかばったりしたから、あっちこっちボロボロだよ。もう一度検査をして、じっくりと治してからツアーに復帰するよ」

 復帰の時期は未定だが、池田のツアー人生はまだまだ先が長い。まずは治療に専念し、元気な姿を取り戻してから、若大将らしいプレーを見せてほしいものだ。

文・山西英希

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