プロワーストの谷口徹「記憶にないけど記憶に残る」

ParOn.(パーオン) / 2014年6月15日 10時26分

悔しい結果となった谷口徹  全米オープン(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

全米オープン(6月12~15日、米国ノースカロライナ州・パインハースト ナンバー2、7562ヤード、パー70)

 前日、ギリギリで予選を通過した谷口徹が、パインハースト ナンバー2に打ちのめされた。バーディを一つも奪えず、7ボギー、4ダブルボギー、1トリプルボギーの18オーバー、88と大きくスコアを落として通算23オーバーと決勝進出者では最下位となる67位に後退した。1992年にプロ転向した谷口は、シード選手になる前の94年の日本プロゴルフ選手権の最終日に86を叩いたのがワースト記録だが、20年ぶりにそれを上回るプロワースト記録となってしまった。

「朝、ピンポジションを見たときに、ああ、来たなって思いました。すごいところに切ってあるところばかりでした」

 谷口のいうすごいピンとは、グリーン奥に切られたピンの3ヤードほどですぎると下り傾斜になっていたり、左右の端に切られると、ピンの狭いサイドが3ヤードほどで転げ落ちるようになっているものがほとんど。手前でいいと思っても、距離が短すぎると傾斜で花道に戻る。左右に切られている時に広いサイドでいいと思っても上って下る距離感の合わせにくいパット、あるいはアプローチが残る。

「ティショットは良かったのですが、本当にグリーンに乗せるのが難しかったです。パターでアプローチしてバンカーに転げ落ちるところもありました。僕の飛距離では、2打目は長いクラブになるので、そこまで正確には打てません。ウェッジ、9番アイアンぐらいでないと……。グリーンを外れても易しいほうへと思ってもそこにすら打てません。ショートパットも切れるのか切れないのかわからないところが多いんです。決して無理はしていないし、集中していたのですが、パインハーストにやられました。何をいわれても仕方がないです」

 一つ一つのショットは悪いわけではないが、ことごとくグリーンとすごいピンポジションにスコアメークさせてもらえなかった。

「88なんてメジャーでも記憶にないですけど、記憶には残りましたね。明日はできるだけいいスコアで回って帰りたいですね。もう一回たたきのめされるかもしれないですけど」

 日本ツアーで過去二度賞金王をとった経験のある谷口にとって屈辱的なスコアだ。リベンジはあと1日残されている。

文・小高拓

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