昨年まで賞金ゼロの近藤啓介が初日トップタイ……、一体誰!?

ParOn.(パーオン) / 2014年6月19日 19時33分

メジャーで自己ベストの67を出し首位となった近藤啓介 日本ゴルフツアー選手権森ビル杯(2014)(1日目) 写真・村上航

日本ゴルフツアー選手権森ビル杯(6月19~22日、茨城県・宍戸ヒルズCC、7402ヤード、パー72)

 無名のプロゴルファーが国内メジャー2戦目の日本ゴルフツアー選手権で初日、トップタイに立った。その名は近藤啓介。

 レギュラーツアーデビューした2009年から昨年まで予選通過はなしで獲得賞金はゼロ。今年はQT5位の資格でツアーに出場しており、今大会が7試合目となる。予選突破は3試合で、ようやく賞金を獲得しはじめたところだ。

 そんな選手が難セッティングの宍戸ヒルズCCで名だたる名手を押しのけ、6バーディ、1ボギーの67をたたきだしたのだから、驚くのも無理もない。「67」はもちろん、ツアーベストだ。

「自分でもビックリしています。メジャーなので正確なショットが求められますが、今日はパターとグリーンの軟らかさに助けられました。今日はパターがすべていいと言ってもいいくらいに入ってくれました」

 一体、どんな選手なのか。1979年生まれの愛知県出身で、南山CC所属。中学校のときはバスケットボール部で、高校は卓球部に所属していたというから、その経歴にも驚かされる。ゴルフを始めたのは大学ゴルフ部に入った18歳からで、かなり遅い時期にゴルフにのめりこんだ。

「父の勧めでゴルフを始めたのですが、大学のときに毎日ゴルフの練習ばかりしていて少しずつスコアが出てくるようになりました」

 04年のファーストQTからプロ転向し、08年のプロテストに合格。

「プロの世界でもやっていけると思い始めたのは、プロテストに合格してからです」

 今回、近藤がいきなり好スコアを出せた要因についてこう語った。

「去年の初め、親の勧めでメンタルトレーナーと出会うことがあり、その方と色々なことを話すようになってすごく変わりました。『コースと仲良くなりなさい』『コースに感謝することでいつかお返しがくる』とかそう言われてプレーすることで、なるべく我慢して最後まで諦めずにプレーすることができるようになりました」

 ツアー選手権は、初優勝者が多く出ている大会でもあるが、近藤がその一人になれるかどうか。異色の無名ゴルファーの2日目に注目だ。

文・キム ミョンウ

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