名勝負が行われた地! 大会名称は変わったが熾烈な戦いが予想される

ParOn.(パーオン) / 2014年6月24日 18時0分

コングレッショナルCCでメジャー初優勝を遂げたR・マキロイ

全米オープンを3度開催

 米PGAツアーにまったく聞き慣れない名前のトーナメントが登場する。それは、クイッケンローンズナショナル(6月26~29日、メリーランド州・コングレッショナルCC)である。

 ツアー日程が昨年発表されたときは、AT&Tナショナルとなっていたが、新スポンサーに住宅ローン会社大手のクイッケンローンズを迎え、大会名が変わったのだ。シーズン途中のスポンサー変更は極めて珍しい。

 開催コースとなるコングレッショナルCCは、これまでメジャーの全米オープンなどを開催。米国の首都、ワシントンの近くということもあり、時にはゴルフ好きの大統領が観戦するなど話題も多い。

 1964年、同コースで行われた全米オープンでケン・ベンチュリーが勝利した。この大会は、いまだに語り継がれる悲壮な戦いだった。

 大会は連日の猛暑に見舞われ、ベンチュリーは明らかに脱水症状に見舞われていた。

 医師は棄権するように促したが、ベンチュリーはプレーすると言い張り、医者につき添われながらのラウンドとなった。

 まだアマチュア時代の56年のマスターズで最終日に大たたきをして2位。60年のマスターズでもアーノルド・パーマーに1打差で負けた悔しさを、今大会で払拭(ふっしょく)したかったのだ。

 最後のウイニングパットを決めた瞬間、ベンチュリーはグリーン上でへたり込むほどで、壮絶な思いで念願のメジャー勝利を飾った。2011年は、ロリー・マキロイが初日から首位に立ち、終わってみれば2位のジェイソン・デイに8打差をつけて圧勝している。

 数々の名勝負を生み出してきたコース。大会名称が変わっても、素晴らしい試合が見られるだろう。

文・岩田禎夫
Weekly Pargolf(2014年7月8日号)掲載

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

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