【コラム】M・ウィー、両親に支えられ、ようやくつかんだビッグタイトル

ParOn.(パーオン) / 2014年6月26日 11時20分

母親からの祝福に涙がこぼれおちるミッシェル・ウィー 写真・佐々木啓

 ミッシェル・ウィー(米国)が全米女子オープン(6月19~22日、米国ノースカロライナ州、パインハースト ナンバー2、)を制した。

 かつて天才少女と呼ばれたウィー。ここまでは長い、長い道のりだった。

 まだ24歳のウィーにとって、この勝利は15歳で勝つよりもずっと大きな意味のある勝利になった。

「今勝てたことに本当に感謝している。若いときに勝つよりもよかったと思う。あの頃に勝っていたらもちろんうれしかっただろうけど、でもこれほどの喜びを知ることはできなかった。ここにたどり着くまで本当にいろんなことがあったから」

 そう話すウィーの笑みは、少女からすっかり大人の女性に変わっていた。

 ウィーにとって両親の存在はとても大きい。だが優勝を祝う18番グリーン上に、両親の姿はなかった。父のBJ、母のBoは、もちろんこの日もウィーのプレーすべてに声援を送っていたが、優勝トロフィと一緒に写真を撮ることも、記者からインタビューを受けることもすべて断り、じっと見守っていた。穏やかな笑みを浮かべて。

「両親の存在はすごく大きい。私がスランプだったとき、人々が私のことをもうダメだと思っていたこともあった。私自身でさえも、もうダメだと思ったことがあった。でも両親だけは私のことを信じ続けた。両親があれだけ私のことを信じていてくれたから、私も信じることができたのだと思う。だから私がここまで来られたのは本当に両親のおかげだと思っている。彼らは私の一番のファンだから」とウィー。

 ようやくたどり着いたメジャー制覇は、ウィーの親から独立の結果だったのかもしれない。

文・武川玲子

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