今週もマッスルバックが主役!? 酒井美紀が快進撃!

ParOn.(パーオン) / 2014年6月28日 17時55分

マッスルバックアイアンに替えて結果を出した酒井美紀 アース・モンダミンカップ(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

アース・モンダミンカップ(6月26~29日、千葉県・カメリアヒルズCC、6516ヤード、パー72)

 通算14アンダーの首位タイでホールアウトした酒井美紀が、遠慮がちに会見の場を和ませた。この日だけで8バーディを量産。自己ベストの「64」をたたき出しながら、伏し目がちに今日のプレーを振り返った。

「今週は距離が出ていました。このコースはグリーンが広いので、朝ロングパットの練習を多めにしたらイメージが合っていました。アイアンも先週の最終日からマッスルバックアイアンを使っていて、飛距離も伸びました。しっかり打ち込めてラフからの抜けもいいです。今日はラフに行ってないですけど(笑)」

 初のマッスルバックに手応えを感じた酒井。「あまりクラブを替えるほうではない」というが、仲のいい比嘉真美子から『マッスルバックアイアンはラフからいい』ことを聞き、早速取り入れた。先週のニチレイレディスで2位に入った葭葉ルミもマッスルバックに替えてすぐに結果を出した。どうやら女子プロの間で、“夏ラフにはマッスルバック”の波が来ているのかもしれない。

 それにしても今日の酒井は乗りに乗っていた。3日間通算で難易度1位の6番(パー4、436ヤード)では、約20メートルのパットを決め、さらに8つのバーディのうちの4つは、「自信があった」110ヤードを残し、ピッチングウェッジで寄せて決めたものだ。すべてがかみ合った1日にも、穏やかな雰囲気を一切変えないのが酒井流。だがそれを変えてみたいと思っているのもかもしれない。

「私でもこのスコアが出たので、他の人はもっと出ると思うんです(笑)。優勝スコアは20アンダー近くかなと思います。私はどうもプレー中に冷静になってしまいます。波に乗っているのに自分で抑えてしまったりすることがあるんです。すぐ周りを気にしてしまうんで、もうちょっと自分でガンガン行ければいいと思います」

 あまり感情を表に出さないが、そこが自分の特徴であり、ウイークポイントでもあると分析し、最終日は新たな自分にチャレンジする気だ。

 今季第2戦のPRGRレディスでは、プレーオフに進みながら敗退した。ジュニア時代から頭角を現してプロ入りも、いまだ初優勝をつかめずにいる。

「4日間の試合でトップテンに入ったことがありません。優勝もそうですが、最低でもトップテンに入れるようにしたいです」

 最後まで謙虚な姿勢は崩さないが、会見後も練習場で球を打ち込み最終日に備えた。感情むき出しのゴルフで、今日のような爆発力を見せる酒井を見てみたいものだ。

文・高桑均

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