メジャー直前の大会で注目のJ・スピースが連覇を狙う

ParOn.(パーオン) / 2014年7月8日 17時59分

ジョーダン・スピースの2連覇なるか!? 写真・佐々木啓

スポンサーとツアーはパートナー

 7月は3番目のメジャー、全英オープンに最大の注目が集まるが、その直前の米PGAツアーはジョンディアクラシック(7月10~13日、イリノイ州・TPCディアラン)が開催される。

 この大会は1972年から始まり、当初はクアッドシティーズオープンという名称だった。イリノイ、アイオワの州境をまたいだ5つの都市が一つのコミュニティーとなって発展したことから、クアッドシティーズと呼ばれるようになったのだという。

 ツアーの中でも賞金額が低いほうだったが、本当に温かい雰囲気の中で行われており、人気の大会だ。

 最近でもツアーを盛り立てるローカル意識が強く、現在は米国最大の農業・建設器具メーカーで1830年代に創設されたジョンディア社がスポンサーとなっている。

 同社は、ゴルフコースの維持・管理作業に使うトラクター、芝刈り機、グリーンをならすローラーなどの機器について、独占的なシェアを持っている。米PGAツアーは同社の最大顧客であり、互いに持ちつ持たれつのパートナーであるわけだ。

 スティーブ・ストリッカーやザック・ジョンソンら有名選手も出場するが、若手選手にもチャンスのある大会だ。

 昨年は、ジョーダン・スピースが19歳でツアー初優勝を飾った。スピースは、その後も順調な成長を見せ、メジャーでも優勝候補の一人に挙げられるほどの選手になっている。今年は、連覇を懸けて出場する。

 また、3月末に腰の手術をしてリハビリに励んでいたタイガー・ウッズが、6月末に行われたクイッケンローンズナショナルで復帰した。全英オープン辺りから戻ると思われていたが、それより3週間早い復帰だった。結果は予選落ちと、まだまだ本調子ではなさそうだ。

 クイッケンローンズはAT&Tナショナルが撤退した後の新トーナメントで、ウッズ自身のファンデーションの試合。

 新スポンサーの手前、無理をして出場したのだろうが、全英オープンまでに体調を整えて、万全で挑んでほしい。

文・岩田禎夫
週刊パーゴルフ(2014年7月22日号)掲載

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

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