笠りつ子 生まれて初めてゴルフがイヤになりました

ParOn.(パーオン) / 2014年7月4日 19時3分

同郷の先輩・古閑美保のアドバイスで立ち直った笠りつ子 日医工女子オープン(2014)(1日目) 写真・鈴木祥

日医工女子オープン(7月4~6日、富山県・八尾CC、6454ヤード、パー72)

 首位と2打差の5位タイグループにつけている笠りつ子。今季は開幕からたびたび優勝を狙える位置でプレーしているが、まだ優勝には届いていない。

 特にヨネックスレディスを欠場した後、サントリーレディスオープン、ニチレイレディスと続けて予選落ち。先週は19位タイと持ち直したものの、約1カ月ぶりの好スタートだ。

「ドライバーが飛んでいました。残りをショートアイアンで打てたので、ピンの近くにつけられてバーディチャンスが多かったのかなと思います」

 と、いつもどおり元気よく答えた笠だったが、約1カ月前は“メンタルがやられている”と感じるほどだったという。

「ショットがあまりよくなくて、練習するのもイヤになりました。今までゴルフをやってきてこんな経験は初めてです」

 ずっとゴルフが楽しいとしか感じたことがなかった笠に突如訪れた、技術的な不調からくる精神的な不調。1打差3位につけている飯島茜が、片山晋呉からのアドバイスで立ち直ったなら、笠は同郷の先輩・古閑美保だったという。

「いろいろな方にいろいろなアドバイスをいただきました。中でもハッと気づかされたのが、古閑センパイのアドバイス。“メンタルが関係してくるのは、賞金ランキングの上位で戦っているような選手だけ。りつ子はただ単に技術がないだけだよ”とピシャッと言ってくれて、“そうか、私、打てる技術もないクセに、おかしいおかしいと思ってけど、ヘタなんだ!”と逆にスッキリしました」

 昨年、テレビのラウンドレポーターの仕事でトーナメント会場を訪れていた古閑が、現役時代は、師匠・清元登子が近くで目を光らせているため、自分で“もういいかな”と思っても練習を止めることができなかった、と笑いながら話しているのを聞いた。そのとき、“でも私は、(清元)センセイのおかげで、だれよりも練習をしていると自信を持って試合に臨むことができていた”とも話していた。

 元女王が笠に授けた“女帝学”が、実を結ぶ日も近い。

文・武井真子

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