元祖怪物クンが見た松山英樹のすごーいところとは?

ParOn.(パーオン) / 2014年7月5日 18時18分

元祖怪物クン川岸良兼も評価する松山英樹のスイング 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ(7月3~6日、北海道・ザ・ノースカントリーGC、7127ヤード、パー72)

 この日も2バーディ、2ボギーの71と3日連続パープレーの松山英樹。首位と8打差の23位タイとさすがに逆転優勝は苦しくなったが、今大会で松山自身の価値が下がるわけでもない。そこで、同組でラウンドした元祖怪物クンの異名をとった川岸良兼に、松山評を直撃した。

「まず、バックスイングでの捻転がいいよね。下半身を平らに回しながら、上半身を縦に回している。よほど体が柔らかいんだろうね。あれだけの捻転差があれば、ヘッドスピードも自動的に上がる。ゆっくり振っているようで、飛距離が出るのはそこに理由がある」

 アドレスでつくった上体の前傾姿勢をキープしたまま、体の軸を中心に肩を回すから、自然と縦の回転になる。上体が起き上がってしまうと、肩も平らに回ってしまうので、ボールにパワーが伝わらないという。

「アイアンショットでも同じだよ。やっぱり背骨に対して肩をしっかり回してクラブを上げるから、ボールに強烈なバックスピンがかかり、高く上がっていく。ロングアイアンでも弾道が高いからグリーンにも止まりやすいよね」

 ちなみに、バックスイングでの捻転の深さは若いころの川岸も負けていなかったらしいが、唯一違うところがあるという。

「インパクト後の動きだよ。フォローでもしっかり体が捻れているんだよね。右肩が目標に向かって出ていく。それぐらい捻れているから、相当なヘッドスピードになる。あれは自分にはなかったかな」

 ある意味、全盛時のジャンボ尾崎クラスだと評価する川岸だが、欠点もあるという。

「ショートゲームに難があるかな。バリエーションの問題というか、ライや状況に合った打ち方をしていなかったように見えただけに、もったいなかったね」

 どちらにせよ、規格外であることは、元祖怪物クンも認めている。最終日こそ、その片鱗を見せてほしいところだが、今大会ではまだ松山には連続バーディが一度もない。

「流れに乗ろうとしてもうまく乗っていけない理由はそこにあるんでしょうね」

 と松山。逆にいえば、序盤にポンポンとバーディがくると、面白い展開になるかもしれない!?

文・山西英希

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