山下和宏、ようやく見えてきたツアー初Vへの手応え

ParOn.(パーオン) / 2014年7月6日 18時25分

3位タイに終わったが、初優勝に向けて自信も得たという山下和宏 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ(7月3~6日、北海道・ザ・ノースカントリーGC、7127ヤード、パー72)

 首位と1打差の単独2位で最終日をスタートした山下和宏。3バーディ、3ボギーの71と、スコアを伸ばせず、ツアー初優勝には3打足りずの3位タイに終わった。しかし、その表情には悔しさだけでなく、満足感も浮かんでいた。

「実は、今年のツアー開幕戦であるインドネシアPGA選手権に出場したときから、アプローチの調子を落としていたんです。それが今季不調の原因でもありましたが、ようやくその不安が解消されたかなと」

 あまりライのよくないところからアプローチした際、ボールの手前をザックリとダフってしまい、それ以来、イメージどおりに手が動かなくなったという。ある意味、アプローチイップスに近い状態で、一時はゴルフをプレーすることさえ嫌な気持ちにもなった。

 それでも、前を向く姿勢だけは失わず、片手でボールを打ってみたり、少しでもフィーリングを取り戻そうとした結果、徐々に以前の感覚を取り戻すことができるようになった。この日も要所でパーセーブを見せたが、結果的に、12、13番ホールの連続ボギーが最後まで響いた。

「ティショットがフェアウエーをキープできませんでしたからね。仕方がないですよ。ただ、この4日間、一度もオーバーパーを打たなかったことは自信になります」

 もともと、ショットやパットには定評があり、部門別ランキングの上位に名を連ねていた山下、懸案のアプローチが良化したことで、これまで届きそうで届かなかった優勝をはっきりと意識できるようにもなった。

「遅くても日本シリーズの前週までには勝ちたいですね」

 開幕前に掲げたシーズン1勝という目標に向かって、再び走り出すことを誓いつつ、コースを後にした。

文・山西英希

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