原江里菜が大舞台で見せた勝負師の顔

ParOn.(パーオン) / 2014年7月14日 7時17分

日本人選手11人の中で最上位でフィニッシュした原江里菜 全英リコー女子オープン(2014)(最終日) 写真・村上航

全英リコー女子オープン(7月10~13日、英国・ロイヤルバークデールGC、6458ヤード、パー72)

 全英リコー女子オープン最終ラウンドが行われ、33位タイからスタートした原江里菜はノーバーディ、3ボギーの75でまとめ、日本勢最上位となる通算7オーバーの21位タイで4日間を終えた。

 最終日にして、初めて全英らしい強風が吹いた。430ヤードの1番(パー4)はアゲンストが強く、1打目ドライバー、2打目3番ウッドでもグリーンに届かずにボギー発進となったが、その後は原の粘りが光った。

 初日から続けるティショットの刻み作戦はこの日も健在。それでも強風の影響もあり、パーオンした数は4日間で一番少ない10回にとどまった。

「今日は30から40ヤードのアプローチでもパーを拾えて、よく我慢できたと思います」

 7番(パー3)はティショットをバンカーに入れて右足を外に出して打つ状況から2.5メートルに寄せてパー。10番(パー4)でも2打目を40ヤードショートしたが1メートルに寄せてパーなど、パーオンを逃した5ホールでパーをセーブした。

 常に我慢を続けてきた原だが、15番(パー5)でボギーをたたいてから攻撃スイッチが入る場面もあった。

「15番(パー5)のティショットをドライバーで打たなくて、刻んだら2打目のレイアップが難しくなって3打目も思い通りにいかなくてボギー、それが悔しかったです。次はドライバーで打とうと思いました」

 16番(パー4)のティグラウンドで原の番になってもなかなかクラブを抜かない。

「キャディさんに止められたんです。ここまで我慢してきたんだからって。でも、曲がったらごめんねっていってドライバーで打ちました」

 2番(パー4)以来のドライバーショットは、フェアウエー右サイドをとらえ、2打目も手前4メートルのバーディチャンスにつけた。バーディこそならなかったが、最後に勝負師の顔を見せた。

「周りのスコアの状況がわからず、ボギーを打たないように慎重にやったのがよかったと思います。上がり3ホールは、一つでもバーディを取れたらと思っていたのですが、取れなくて残念です。それでも、全世界の選手が取りたいタイトルをかけた中で、今日1日いいプレーができたのは収穫です。日本勢トップは、めっちゃうれしいです」

 目標としていた15位以内まであと2打足りなかった。16番から3ホール連続でバーディチャンスだっただけに届かない順位ではない。2年前の初出場時の39位タイを上回る成績だったが、まだ余力を残している。次はさらに上位を狙う。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

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